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高齢者が頑張り、リーダーが育つ職場づくり

高齢者の気づかないこと

高齢者は、本人が思っている以上に、集中力が続かず、瞬間的な判断力などの低下も出てくる。また、記憶力したはずの使い慣れた言葉でさえ、曖昧になってきます。(自己認識とのギャップ)
自分が思っている「自分のイメージ」と「現状の自分」との間にズレがあり、何もないところでつまづくなどは、足が上がっているつもりで上がっていない、歩幅が50cmのイメージだけど35cmしかないから、歩きのリズムが合わない。

これを否定してはいけない

こういった現象は、皆に起こるコトなので、否定してはいけない。
一方で、「私は年寄りだからしょうがない」と開き直って正当化してもいけない。仕事をする以上は今できる最大限のパフォーマンスを発揮するべきだ。
お互いが状況を認識し、協調しあって働く職場づくりを進めていきます。

ラジオ体操の活用

ラジオ体操などは、健康のためと思われがちだが、高齢者に対してはどの部分がどこまで動くのか?次はどんな動作だったか?ラジオ体操第2は見ずに正しくできるか?など自分に問いかけながら行うことが大切です。
自分自身の現状把握をするためにとても有効です。

現場リーダーのラジオ体操

朝礼時にラジオ体操を導入している職場は多いだろう。
音楽が鳴ったら気持ちも気持も身体もダラダラと行っていないだろうか?
せっかくの機会なので有効に活用しましょう。
現場リーダーの場合は、ラジオ体操の状況を見て職場能力を把握します。
前屈できていない腰痛持ちの高齢者、旋回できない50肩、膝が痛くてジャンプできない人が見えてきます。
女性の場合でも体調の変化を見ることができます。
そこでインプットした情報を持って現場巡回をすればm着眼テーマがあり、声掛けもしやすくなりませんか?

経験のプライド

若い班長に大丈夫ですかと聞かれて「大丈夫じゃありません」とは言えません。多少、大丈夫でなくてもです。
そんなやりとりを繰り返していくと、経験のない心ない若い管理者は「頼めばやってくれるから」「俺は、定年すぎて、こんなところで働きたきないな」をどこかで言葉にいたします。
狭いセンターの中でその言葉は耳に届いてくる。
嫌な思いをしても、仕事をいただける以上、働かなきゃいけないから働き続ける。なぜか?

働く理由

定年まで勤めあげた人であるから、簡単に辞めると言う選択肢が取れない。
まだ元気だから働きたい。
年金支給額が下がるから我慢しながら年金受給満額になるまで耐える。
週20時間以下で給付金をもらいながら働きたい。
現役の現場リーダーとは、働く目的が違うのです。
それを忘れて、自分基準で心無い言葉を投げかけるのはNGです。

心ない言葉と職場環境

それは職場の中で孤立が生まれ、関係性の悪化が出てきます。
こちらが労働力を確保するために無理してお願いした高齢の方であるならば、その高齢の方のメンタルまで含めて働きやすい環境をしっかり構築して、受け入れができる体制を作っていただきたいと思います。また、そこに配属させる人面接の1人じゃー辛いです。
2人だと協力し始めます。ただ3人だと2対1のコースになります。
4人だと1人発言力のつよい人がいると3対1になってしまいます。
日本人は、誰か悪いもの悪者見つけてその人を攻撃したくなるという感情も持っています。

フレキシブルな体制づくり

人事の制限として無理かどうか分かりませんが、新規にて配属させるんであれば個人的には、5人がいいのかなと思います。
組み合わせのローテーションもできます。
おそらく高齢者の方は、年金受給だとか、失業給付のことを含めて、週20時間1日4時間以内に収めたいと思っているはずです。
とすれば短時間高収入である事を考えていると思います。時間を効率的に活用してあげるのです。
5人をまとめて同じタイミングで使う必要はないと思います。
5人が、何かしら重なり合う時間ができれば、意見交換が出来るような場面を作ってあげることで、良い環境が生まれるんではないでしょうか。

高齢者について大事なことを伝えます。

物流現場の若い職長20代の若い職長は血気盛んに、自分は優秀だと思って頑張ってる方だと思います
相手は、おじいちゃんで高齢者。ちょっと見下した状態、自分と同等に働くことはできないじゃないかと言う思いを持っています。
ただその人は2ヶ月前までトヨタ自動車の生産ラインの工長をやってたということもあります。
その実績を積んだ人が、ちっちゃい物流センターの小僧のような職長が偉そうにやっている態度をどこまで我慢できるのか。
知らずに、やっている「未熟さを曝け出しているかもしれない」という事は承知しておいたほうがいいと思います。

全員が同じ職場で働く仲間です。〜給料の差は責任の差

役職が上がったのは、偉くなったから給料が上がtたと勘違いしてはいけません。責任の広さと重さが変わるから役職がつき、給料が上がるのです
仕事には皆に役割があり、全員がこなさなければ成立しないことから、職場の仲間を平等の目線で見ることは大切なことです。
何かのアドバイスになればと思います。以上です。

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