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Z世代×高齢者の物流現場

10年後

この先10年後を考えてみた時、2030年以降の超高齢者と25〜35歳の働き盛りになった「Z世代」が共存し、ある意味で異文化交流の物流現場があるのだなと想像してみた。

「Z世代」

「Z世代」は、1996年〜2012年生まれの10代から20代前半の人を指す言葉のようです。
ちなみに1960年〜1974年生まれをX世代1975年〜1990年代前半生まれをY世代として、それぞれの世代が表現されてきました。
アメリカの「ジェネレーションX」という表現からきているようです。

彼ら「Z世代」は、インターネットが広まっている時代に生まれて身近にコンピューターを利用した情報技術(IT)があり、おもちゃとして、学習ツールとしても生活の一部として活用されていて、「デジタル」をうまく使いこなすことから、「デジタルネイティブ」とも呼ばれているそうです。

Chat GPTやBingなどをはじめとしたAI技術の目覚ましい進化は今後より一層、スピードが上がり、大きな変化を生んでいくでしょう。
Z世代は、それらの変化を抵抗なく受け入れることができ、使いこなすためのベースがあることから、今後の経済を支える中心世代となるのでしょう。

彼らの傾向

性別や人種などではなく「個人」「自分らしさ」を大切にする。一方で、自分が他者からどのように評価されているのか、周囲からどう思われているのかを気にする傾向が強くなっている。SNSは良くも悪くも影響があるようです。個人に対する問題あがある一方で、情報収集能力は著しく高く、社会問題に強い関心をもっています。大震災などを経験している世代のため、貧困や環境問題といった社会問題を他人事だと思わず、行動に移すことができる点も特徴のようです。
X世代の私からすると、社会問題に関心が高く、世界にむけた情報発信や行動に移せるZ世代は、素晴らしいなと思い、その時代の自分には、社会貢献などをやる関心があったかなと反省してしまいます。

「X世代」

私たちX世代は、新聞や図書館へ本を借りにいくなどのアナログからネットニュースやオーディブルなどのサブスクを活用するデジタルへの変遷を経験している世代のため、TVや新聞・広告などの媒体と、インターネットをバランスよく活用して、情報収集をおこなうことを迷いながらも触れてきました。基本となる知識は学校で学んでいませんが、経験により使いこなしてきたことから、適応力はあるのかなと思います。

「Y世代」

デジタルネイティブではあるが、ネットやスマホ、ゲームなどを通じて、スペックの向上を体感してきた世代のように思います。
デジタル技術が発展した世代のため、適応力が高いことはもちろんですが、技術改革という面では、比較的穏やかな世代であったのかなと思います。

2030年以降

超高齢化になり、65歳以上が1/3以上になるといわれています。
労働人口の不足や年金支給の繰下げなどにより、今までならば定年になり再雇用期間も終わり、キャリア引退になるはずだった人がさらに5年以上働くことになりそうです。
今と違って物流現場には、高齢者、男性、女性、外国人…今以上に多様化が進み、雇用条件も複雑化していると思います。
それを見据えて、DXの推進がされていると思うのですが、ここで一つ疑問です。
DX推進で中心になっているのは、Y世代だけではないでしょうか?

DXの成功に向けてジェネレーションミックス

DX推進が進み、活用される社会の状況を考えると、今の企業の「組織構造でいう若者」という30〜40歳を中心としたY世代検討ではなく、5〜10年後を考えた高校生や大学生のZ世代を巻き込んだプロジェクトを立ち上げてみてはどうだろう。
その時にDXによる仕事の構造改革した現場に携わっているのは、X、Y、Z世代が混在する組織であるはずです。
関わる全ての人の価値観、世代別の得意分野、知識、技術、経験値をミックスすることで、まだまだ大きな変化がありそうな将来イメージに適応していけるのではと思います。


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