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【チェンマイ】チェンマイ駅からターペー門まで歩く。

3日目の朝。
寝台列車に乗り込み6時に目が覚めた。
気付けば、従業員がベッドを座席に
作り直してくれている。
駅で働いてる男性は、イケメンが多い。
女性なら朝から嬉しい気持ちになりそう。
相変わらず彼らの仕事は
手際が良く見てて飽きない。

9時間ぐっすり寝れた。
ここ2日は、興奮と疲労と風邪で寝不足状態
だった。やっとタイに来てしっかり眠れた。

そこからぼーっとしながら
車窓から見える景色を眺める。
辺りは、明るくなり初めていた。
暗さは日本と変わらなかった。

思っていたより田舎である。
山と木しか無い。人も動物も見当たらない。

6時30分になった。
人の居住区に入ったのだろう。
ポツポツと家屋が出て来た。
でかい綺麗な家から今
ゲームの廃れた町に出てきそうな
今にも倒れそうな家まで、さまざまだ。
思ったより貧富の差がはげしいのだろう。
野犬の群れもいた。

バイクに乗れないが乗ったら
気持ちいいだうろうなぁ。
線路に沿って長い一本道をバイクで駆け抜ける人のボーッとした顔を見て、そう思った。

チェンマイには定刻に到着。
遅れると聞いて、覚悟ができていたが
ツイている。

駅を降りるとソンテウの勧誘
タクシーの勧誘、ツアーの勧誘、
めちゃくちゃうざかった。
ただ朝のチェンマイの気温は最高に丁度良くて
ギリ、気持ち良さが勝ち。

グラブタクシーを呼ぼうと考え、
Googleマップを開いた。
予約しているホテルまで4キロ。
私がチェンマイに来たら、とにかくゆっくり
すると決めていた。
のんびり景色見ながら歩こう。

歩いてるだけで楽しく、
7キロのリュックを背負いながら歩いても
心地よささえ感じる。

途中に市場を発見。
めちゃくちゃローカルな市場、
現地の人がよく利用するのだろう。
タイ在来中に見た市場の中で一番汚かった。

サンパーコーイ市場と言うらしい。

私は床に落ちた物や、土や虫がついてる野菜、
焼けてない肉、ミノカサゴ、毒ウツボの刺身、
何を食べても一度たりとも
食あたりを起こしたことがない。

料理に髪の毛や虫が入っていても
少し気持ち悪いが、どーせ食あたりしないから
どけて食っちゃう。

だがこの市場の物に関しては自信がない!

まず豚バラ肉がバナナの葉っぱの上に常温で
置かれていた、肉って冷やさなくて良いんだ。
バナナの葉っぱって皿になるんだ。
カルチャーショックを受ける。

鶏肉は1匹から捌いていた。
とにかくグロい。そして湿度と気温がやばい。
建物の中ではあるが、
風通しが悪くサウナ状態。
でかい包丁に血だらけのエプロンを
持った職人が8人、
ひたすらに鶏を捌き続けていた。

ここは観光客に向けて商売をしていない。
ここで働いてる人の目つきや雰囲気が
そう感じさせた。
現地の人の生活に寄り添ったチェンマイの市場は間違いなく、ここだろう。
偶然発見できて本当によかった。

観光マップに絶対ここに行くべき観光地!
ご飯の一番美味しい店!
などは時間とお金をかけて行ったわりに
感動しない事が多い。

そんなことより、
適当に入った
ゴミ接客のご飯屋さんが美味かったり。


汚くてカビ臭いコーヒー屋さんのおばちゃんが
めちゃくちゃ良い人だったり。

そのへんのタイマッサージ屋さんに入ったら
静かにしろって言う割に、従業員同士が
おしゃべりしてたり。

そういうハプニング。
私は偶然の発見や出来事に面白さを感じる。
あなたもこの市場、刺激が欲しくなったら
ぜひ覗いてみて。衝撃受けるよ。


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