1 出会い

私が初めてカップル奴隷となったのは、大学生の時でした。そこそこ名の知れた大学に入学した私は浮かれていて、彼女をつくることで頭がいっぱいでした。そこでサークルに入ることになったのですが、そこで同級生の里帆という女の子と話すようになります。里帆は、そんなに可愛くはありませんでしたがショートカットの控え目な感じで、えくぼが可愛い子でした。不思議と惹かれるものがあり、彼女と付き合いたいと思うようになり、デートに誘おうと思ったのですが、私は付き合った経験がなく勇気も無かったので、同じサークルの同級生である祥吾という友達も誘って3人でご飯に行こうと言いました。
祥吾はサークルで最初に話しかけてくれた落ち着いた子でした。それからというもの、3人は度々ご飯に行ったり、遊びにいったりと仲良くなり関係は深まりました。しかし、次第に祥吾が邪魔に思えてならなくなりました、こいつさえ居なければ里帆と二人きりなのにと。そして数ヶ月たったある日、私は里帆に2人で遊びに行こうと提案しました。すると彼女は少し考えてから、「……祥吾くんも誘っていい?」これを聞いた私はますます祥吾に嫉妬し、彼のことが嫌いになっていきました。 ある日バイトから帰る途中、里帆と祥吾が2人並んで歩いているのを見てしまいました。2人はとても楽しそうにファミレスへと入っていくのをみた私は、(もしかすると里帆と祥吾は付き合っているのか?!)という嫌な予感がしました。そしてその予感は現実のものとなるのです。


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