4 目覚め

あれからというもの、私は毎週燃えるゴミの日の夜はゴミを漁りにいくようになってしまいました。祥吾のアパートだけでなく、里帆のアパートのゴミも漁るようになりました。里帆のゴミ袋は使用済みコンドームよりも、オリモノシート目当てでした。丸まっているのを広げると、白濁した卵白状のオリモノがべっとりと付いていました。鼻の奥がツーンとする酸っぱい匂いに酔いしれ、興奮が収まりませんでした。舌を伸ばし舐めてみると、生臭くて苦い味が口中に広がり思わずむせながらも少しずつ舐め取ってゆきました。そして里帆の股間から出た汚物を舐めているという感覚に底知れぬ興奮を覚えるようになってしまったのです。 それから使用済みコンドームの中に出された祥吾の精液でさえ興奮するようになってしまっていました。たっぷりと出された濃い精液。私は震えながらコンドームを持ち上げ、口の上で傾けました、……ドロォッ……とした白濁汁がゆっくりと流れ出てきます、そして……ボトッ…ボトッ……と舌の上に大きな塊が落ちてきました。今すぐ吐き出してしまいそうな生臭さと苦さに必死に耐えながら飲み込んだのです。しかし粘り気が強くギトギトした精液が喉に張り付き、量も多く何度もむせてしまいます。それでもなんとか少しずつ飲み込みました。凄まじい屈辱感と同時に私の股間は今までにないくらいに固くなっていました、まるで2人の間接的な奴隷になったような感覚が私の内に芽生えたのです。そのとき初めて、私はこの底知れぬ興奮がなんなのかを理解したのです。

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