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同調圧力に抗う女性たち〜女子の生き様〜

近所の友達と遊びに行った時、万引きに誘われたことがある。2、3人が万引きをしてきて、見つからずに帰ってきた。得意げな顔をして悪い笑みをお互いに交わしていた。
次は私の番となって、私は「鈍臭いから捕まっちゃうな」と思ったので嫌だと言った。間髪入れずにはっきりと言い切ったせいで、歳上の男の子たちに「じゃあ、お前はやらなくていい」と言われた。
私は「イエーイ、やったー」と軽いノリで返した。万引きをした子たちはなんかざわざわしていた。
私は当時、小学校に上がったばかりで幼かったのもあり、そんなことをしたら仲間はずれにされるとか考えていなかった。ただ、嫌なものは嫌だと言ってしまっただけだった。

私はなんか集団が暴走する前に止める係、役割をしてしまうことがある。多分、もの心ついた時から、自分以外は全員男の子たちとばかり遊んでいたからかもしれない。男の子という幼い生き物は意地を張って危ない遊びをするものである。その中で唯一の女の子である私だけがそんなことするのは怖いから嫌だとヘタレなことが言えるのだ。
そうすると優しい男の子たちは、「どんはれちゃんは女の子だからそんなことできなくていいよ」と言ってくれたものだ。

段々と成長していくと私も空気を読むようになり、誰かが危ない遊びをし出すと「そんなことやってもカッコよくもなんともないのでやめておきなさい」というようになる。
「じゃあ、お前がそこまで言うならやめてやるよ」と男の子たちは言うようになった。そして、全員がホッとした表情になった。誰か止める人間を待ってしまっている。
「だったらあんたたちの誰かが止めなさいよ。なんか、この人たちめんどくさくない?」って私も感じるようになり、一回、男の子たちが危なそうな遊びをしていたけど、止めなかったことがある。
そうしたら、案の定、大怪我をしていた。正直、私のせいでもなんでもないのだが、あのとき、うまく止めることができたのは私だけだったかなと思うことがあった。

男性ばかりの集団だとトップダウン、ボトムアップと段階を踏んで情報が行き渡り、大きな組織を動かすには効率が良い。それを男社会と呼ぶ。太古の狩猟社会だった名残らしい。それで、その中で女性がいると大変やりにくいのである。
女性は段階を踏まず、直で一番偉い人に不正が起きたら報告してしまうからだ。男性たちは談合して不正をもみ消してしまうことがよくある。

女性は結婚、出産、育児があるから仕事に支障が出ると企業側は言うが、確かにその事実はあるだろう。しかし、本当にそれだけだろうか?

女性ならでは特性が、男性社会の足並みを乱すことに繋がるから女性を排除しているように思えてならないのだ。



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