福祉施設に実習に行ってきました。
月曜日から木曜日までの四日間、福祉施設に実習に行ってきました。
金曜日は元にいたA型に戻って振り返りをしました。それを二週に渡ってやり、実習には合計8日間行ってきました。
利用者様は、知的な障害をお持ちの方や、自閉症、車椅子を利用している方などもいて様々でした。ほとんどの方が生活介護を必要とされている方々でした。
しかし、利用者様が自由に動き回る様を見て、次の行動が読めず、どこまで行動を抑制していいのか分からず、戸惑いました。
大きな奇声を上げる方がいて、活気に満ち溢れた現場に、音が苦手な私は慣れるのに時間がかかりました。
特に初日は、緊張して環境に慣れるのが精いっぱいで疲れて帰りました。2、3日経つと利用者様とコミュニケーションがとれるようになり、少しずつ緊張がほぐれ、最終日に近くなると利用者様がどんなことで笑顔になるのかが少しわかり、嬉しかったです。
支援者はなにかをやって上げるのではなく、利用者様に自ら行動を促すような支援をすることが重要だと教えて頂きました。「髭を剃って」やら「爪を切って」など、利用者様、自らがお声掛けしてくるようになっていることに、利用者様から距離を縮めてくださると支援がとても楽だと管理者の方が仰っていました。
全体の動きを把握して、外に出たがる利用者様を外に出て行かないようにすることや、一人ひとり注意するべきポイントが違っていて、難しさを感じましたが、要は「人対人」、あまり難しく考えすぎると苦しくなってしまうので、どんな支援をすれば利用者様が笑顔になれるのかを考えて支援を行いました。
職場の先輩の方のお話によると、利用者様は支援者をよく見ているらしく、この人は信用にあたいする人がどうか試すような行動をするそうです。毎日、利用者様には波があるらしく、一日として同じ支援が必要な日はないとも仰っていました。
障害があろうとなかろうと人の心には敏感に反応するのが人間であり、利用者様もそれにもれず、手をつないでくる利用者様がいたのですが、そろそろ手を放してほしいなと思ったらさっと手を放してくれたり、ボディタッチをしてくる利用者様がいたのですが、気が合わない人には行わないそうです。
障害をお持ちの利用者様は特に人の心に敏感でいるらしく、人が嫌がることはしない印象を受けました。
人の心の動きに敏感に反応する利用者様たちを見て、人の心の重要性を改めて感じました。私も最初からうまくはできないと思いますが、利用者様の心に寄り添った支援を行える支援者になりたいと思いました。
↓こちらでも記事を書いています。興味のある方は読んでみてください。
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