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【究極のスイーツを求めて】フィナンシェ編。エシレとノワ・ドゥ・ブールを比較する②

さて、行列に並んでフィナンシェを買ってきた訳ですが、待ち時間はエシレで5分程度、ノワ・ドゥ・ブールで10分くらいでした。

エシレのフィナンシ断面。

食レポすると、焼きは強め、多分皮付のヘーゼルナッパウダが入ってる生地だと思います、こういうのって金太郎飴的にバター香りが豊かで素材の良さを感じますって感じだ
と思いますが、その通りの美味しさです。

内層も素晴らしく、フィナンシェの製造法として王道の作り方であろうと思いました。(後程その作り方も解説するつもり)

店舗内のコンベクションオーブンで焼き上げており、しっかりと水分を飛ばし旨味が凝縮しています。(焼き立てのフィナンシェの表面はカチカチだが本当のバターの美味しさを引き出すに焼き込みを強くする必要がある)

フィナンシェはブールノワゼット(焦がしバター)を使いますが、どうなんでしようね、焦がしバターの香りってピンとくる人は少ないのではないでしょうか?(へー、それ美味しいんだねって感じかと)

エシレとか高価なバターは味わいが繊細で、シンプルにトーストに乗せたり、料理の仕上げに入れることでその真価を発揮する物であり、焼菓子に使うにはややサッパリし過ぎてしまうのです。

そういう意味で、本当にバター感凄いって思うのかなって、職人的には感じるのでした。

固そうな感じがいいです、コンベクションオーブンの焼き上がりの特徴です


そんな感じでとても良いフィナンシェでしたが、エシレという高級バターを使う利点がブランディング以外ありません。

普通にスーパーで手に入るバターで正しい作り方をすれば同程度フィナンシェは作れます。

それが片岡物産という物の売り方を熟知している企業の恐ろしさであり、いかに商売にブランディングが重要なのか再認させられたのでした。

ついでですが、、私は池袋住みでエシレは池袋西武に最近できたばかりの店舗に参りましたが、エシレって高いですよね、案の定、エシレの他の店舗より圧倒的にお客が少ないように感じました。エシレは片岡物産というバンホーテンやトワイニングなど品質の高い海外の製品を日本で売り出した老舗大手企業が運営してますが、池袋の出店はどうなのだろう?と全くもって余計なお世話な事を思ったりもしております。

続きますm(_ _)m


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