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第10回目 転職する時に考えるべきこと


今回はキャリアを左右するきっかけになる転職について。

現在人材業界に勤めている私の視点から転職を検討している方には是非一度考えてほしい内容を3つ紹介したいと思います。


何を求めるか




早速ですが今回の転職の目的はなんですか???





シンプルな質問ながら難しいと感じた方は
是非読み続けてほしいです。



明確な答えが既にある方は読まずに
転職活動を進めて下さい。




転職には色々な理由があると思いますが
きっと何かを解決したいはずです。

『人間関係』
『お金』
『労働環境』
『やりがい』
『成長』
『市場価値』
『キャリアアップ』


色々な理由があると思います。


そして今回の転職で何を得たいのか?
ここがとても大事なポイントになってきます。


きっと求人票を見ていると
こんなとこに目がいくことがないでしょうか?

『休みは何日かな?』
『給料はどのくらいかな?』
『勤務地はどこかな?』


もちろんこのような条件も非常に大切です。

ただ、転職はあくまで目標を達成する為の手段です。

転職が目的ではありません。

転職をしてでも手に入れたいものはなんでしょう?


今の環境が辛く
逃げたくなる気持ちもわかります。

ただ、逃げるが悪いことではありませんが
転職することが目的になっているとしたら
一度立ち止まって下さい。

そして考えて下さい。





『自分はどうなりたいか』




何をしたいよりどうなりたいか


仕事柄から転職の相談を受けることが多くあります。

そしてこのような悩みは非常に多いです。




『転職はしたいです』



『でも』



『やりたいことがありません』





そうなんです。

やりたいことがない!!!!!!!!!!!

共感できる人も多くいるのではないでしょうか。


そこに対して私なりの答えがあります。






『やりたいことなんてなくてもよい』





これが答えです。




『???????????』



やりたいことがないのにどうやって転職すればよいの?
と思いますよね。


ただ、これは私の経験上の話になるのですが

みんながよく言う
『やりたいこと』
が明確にある人なんて
そもそもそんなにいないと思ってます。


むしろやりたいことだと思い込み仕事にして失敗した経験がある方も多く見てきました。



やりたいことを探すのは
青い鳥を探すようなものです。

隣の芝が青く見えるという表現も
この現象に近しいと思います。


ではどうすれば良いのか私なりの答えがあります。






『自分はどうなりたいか』




ここから考えた方がやるべき仕事は
圧倒的に考えやすくなります。


そして色々な視点から考えてほしいです。

『キャリア』
『プライベート』
『家族関係』
『友人関係』
『ファイナンス』
『趣味』
『環境』
『健康』


これらの項目に関して
自分がどうありたいか一度考えてみて下さい。


特にキャリアに関しての例ですと

『個人のスキルで戦っていけるようになりたい』

『組織やチームで働きたい』

『多くの人と関わり信頼される人になりたい』

『個人に信頼が溜まるような仕事をしたい』


いくつか例を挙げましたが
このような具合でOKです。


どの仕事を選んだとしても
結局やるべきことは人に喜んでもらうことが本質になります。

その時に自分の理想に少しでも近づく手段として仕事を選んで下さい。


『個人のスキルで戦っていけるようになりたい』
→専門スキルが身につく仕事
(知識が身につくか、技術が身につくか)


『組織やチームで働きたい』
→会社の文化がビジョン
(自分の価値観と会社の価値観をすり合わせる)


『多くの人と関わり信頼される人になりたい』
→外部の人と関わりを持てる業務内容か
(法人営業、紹介営業)

『個人に信頼が溜まるような仕事をしたい』
→顧客と継続的なつながりが持てるか
(売り切り出なく継続性がある仕事なのか)



先ほどの例を具体的に落とし込んでみました。

どうなりたいかを考え
それを実現させる為の手段が
やりたいことになります。

一つだけ更に深掘りをしてみると

『多くの人と関わり信頼される人になりたい』
→外部の人と関わりを持てる業務内容か
(法人営業、紹介営業)
→営業✖️信頼
→保険営業、人材業界


一つ例に過ぎないですが
なりたい自分からこのように
具体的な業界に紐づけることが可能です。


今の仕事では本当に出来ないか


さて、なりたい自分を想像して
もう一度考えて欲しいのは
『現職でも叶えることはできないのか』
と深く考えてほしいです。

どうしても現職に居られないほどしんどい場合は
すぐに環境を変えた方が良いと思いますが

そうでない場合は
転職しない選択肢も考えた方が良いです。


先ほど説明した『なりたい自分』に関しては
どの環境にいても近づくことが出来るからです。

そして転職のデメリットもあります。

『信頼が0からの再スタート』
『年収の減少』
『新しい知識習得の為努力が必要』


絶対新しい環境で成功するとは
約束されてないからです。


実際に勢いで転職して
『前職の方が良かった』
という相談も多く聞きます。

もちろんそれも経験と捉えれば
それまでかもしれませんが

望んでまで現職より嫌な思いをする環境には
行きたくないですよね。

もしなりたい姿が現職でも叶うのであれば
転職しないという手段もありかもしれないですね。


最後に


転職は非常に悩む決断だと思います。

成功するかしないか入社してみないとわからないと思いますし怖い気持ちにもなると思います。

ただ、挑戦する意味でも転職をして環境を変え
自分を変えることも出来るのが転職の良さだと思います。

どちらにせよ個人的に後悔はしてほしくない気持ちがあります。

そのためにも『何をしたいか』という手段ばかりに目をむけることなく

『どうなりたいか』を考え抜き
自分の理想から考えてみてはいかがでしょうか。


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