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第21回目 課題特定の仕方

今回は仕事で活用できる課題特定の仕方についてまとめていきます。

どんな仕事をしていても常に

①『課題』があり
②そして『解決』する
③『成果』につながり評価をされる。

この上記のステップに踏むことが当たり前ですが仕事において大切ですよね。

つまりはこのステップをフレームワークのように運用できればどんな仕事をするにしても成果をつなげることができます。

よくある仕事術で
マインド的な話や、向き合い方のスタンスではなく具体的にどのように進めていくことが出来れば課題を特定ができるかをまとめていきます。

過去を見る

基本的なステップとして過去実績から見ていきましょう。

良くある間違いとしいては
『現状』を見て課題特定をしようとすると失敗してしまいます。

なぜなら現状だけ見ても『今発生しているだけの問題なのか』『過去を遡って継続的に発生している案件なのか』がわからないからです。

セオリー的には過去半年〜1年間分のデータがあれば充分です。

傾向値


そして過去実績から見るべきポイントは『傾向値』を見ます。

例えるならば分かりやすくスーパーに例えましょう。

部門が三つあるとします。
①野菜コーナー
②鮮魚コーナー
③生肉コーナー

三つの部門から売上の傾向値を見ていきます。

仮にですが全体売上の構成比率として
①野菜コーナー 20%
②鮮魚コーナー 50%
③生肉コーナー 30%

このような構成比だとしましょう。

さて、ここで問題です。

①〜③から一つ選択肢して改善に繋げるとしたらどこを選択しますでしょうか?





シンキングタイムです。





そうです。





選択ありがとうございます。






答えは①の野菜です。









と思いきや正解は②の鮮魚コーナーです。





なぜか解説していきます。




インパクトと成果


普通は構成比の低い①を選びたくなると思います。

ただここで大事なのは課題特定し結果的に成果につなげるということです。

となると1番最初に着手すべきとこは
『改善後のインパクトが大きいところから手をつける』になります。

もう少し解説しますね。


全体売上の構成比率と合計売上金額100万円としたら

①野菜コーナー 20% → 20万円
②鮮魚コーナー 50% →50万円
③生肉コーナー 30% →30万円

このような数字になりますよね!

そして①〜③が仮に改善し『以前の倍になった』という結果になったと仮定したらどのような変化率があるでしょうか。

①野菜コーナー 20% → 20万円 
→倍で40万
②鮮魚コーナー 50% →50万円
→倍で100万円
③生肉コーナー 30% →30万円
→倍で60万円

①が倍になった時の合計売上→120万
②が倍になった時の合計売上→150万
③が倍になった時の合計売上→130万

このように見ると1番成長率が高いのは②になるということがわかりますよね。

課題を特定したいときは全体の構成比率からインパクトが高い箇所に目を向けるのがセオリーになります。


今回は課題の特定の目の向けどころについてまとめました。

ついつい出来ないことに目を向けてしまうと思いますが、1番成果が出ている箇所がインパクトも大きくさらに改善した時の成果につながる可能性が大いにあります。

目標を決めてやり切った後に2番手に影響値のあるところ、続いて3番手に影響値があるところに順をたてて潰していく感覚です。

全て一緒に行ってしまうとスピードが遅くなったり、別課題を一緒に考えてしまったりなど難易度も上がってしまうのでまずはインパクトのでかい箇所から一個づつ行うことをお勧めします!!

今回の記事も明日からの仕事に役立てば嬉しく思います!


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