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「本好きの下克上」(兵士の娘Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を読み終えた。4巻に入ってもモヤモヤが治まらない。

現在4巻を読み進めていますが、モヤモヤが治まるどころか更に強くなっていくので、ここにその理由を書き留めておきます。(4巻の内容も含みます。)

ベンノについて触れてみます。

彼について感情的な否定的意見を書き示すのでご注意願います。
どうしても吐き出したかった・・・。

3巻最後のギルド長の話で私の中でモヤモヤが発生し、4巻を読み進める内に決定的となったのですが、マインの知識を独占しようとするベンノにどうも好感が持てない。

いや、それは商人としては当然の行動ですので3巻が終わるまでは「そんなものかな~。何やかんやで親切なところもあるし。」と思っていたのですが、神殿に入ったマインに対しても相変わらず保護者面しているのが、どうも釈然としない。
(4巻のマインがぶっ倒れたのでベンノらが介護するシーンで、「いや、親に知らせろよ。介護はトゥーリにやらせろよ。」とマインの家族好きとしては思ってしまう・・・。本当にマインの体を心配しての行動なのだろうか。)

当の本人であるマイン自身はベンノの行動については、全く気にしていませんけどね。
ベンノの善人ぶった態度が読んでいてどうも気になってしまいます。

マインの知識を囲い込みたい役割のキャラ設定ならベンノは徹底的な腹黒人間であって欲しかった。(マインを介護する時も「家族なんかに渡すかい!」ぐらいの腹黒さが欲しかった)
マインが神殿に入った後もベンノが物語に絡んできて、マインの知識を独占しようとする姿勢は商人としては当然なのかもしれませんが、下手に良い人なので何となく中途半端に思うのです。

そして、マインが神殿に入ったのなら神殿の人間関係で物語を動かして欲しかった。(今後はどうなるのか分かりませんが)


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