小説

久しぶりに小説を買った。
ジャンルで言えばミステリーものが好きでどうしてもその類のものばかり手にとってしまう。

謎解きや犯人を追い詰めていくあのスピード感がたまらなく良い。
ぐいぐいと物語に引き込まれ、現実を忘れることができるのでわりと現実ではありえないようなフィクションが好き。

良くも悪くも物語にのめり込んでしまうので通勤中に読む、とかをすると仕事中も思考がふわふわとしてしまう。

あぁなんか疲れたなぁ…と感じたときはミステリー小説を読んでどっぷりと物語に浸かり頭の中を完全に現実世界から引き離す。
私の持つ数少ないデトックス方法のひとつ。

今回は伊坂幸太郎氏の「クジラアタマの王様」を購入。
選んだきっかけは本屋で目立つところに積まれていたから。書店によくあるオススメコメントなんかを参考にぷらぷらと文庫本コーナーを3・4周してなんとなく目に残ったのでこの本に決めた。

内容は書かないが、非常に面白かった。
昨日購入し、今朝読み終わってしまった。
ぐいぐいと引き込まれ、終盤においてはドキドキが止まらず、何故か涙をボロッボロこぼしながら読んだ。興奮していたんだろうね
決して悲しい内容じゃないのよ。

人間は感情が高まると涙が溢れるんだなぁとそばにいた娘に気づかれないように涙を流しながら読んだ。


私は官能小説も好き。
映像よりもはるかに脳みそに届き刺激的だと思う。
文章から自分なりに情景を想像し、勝手に何かと重ね合わせ、興奮する。
たまらないね。


本の虫と言われるほどは読まないけれど、私にとって小説は一度足を踏み入れるとふわっとパラレルワールドに連れて行ってくれるような不思議な薬のようなもの。


あと、小説家は良い意味で変態だと思う。
悪口じゃないよ。褒めてるんだよ


また素敵な物語に会えますように。

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