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団塊ジュニア世代は椅子取りゲームの地獄で力尽きて死ぬ運命

【遺書】

政治家のお偉い先生方は、常在戦場という言葉が好きですね。でも、べつにあの人たちは選挙に落ちても上級国民だから死にませんよね。弱い立場の庶民は毎日が常在戦場。船底一枚下は地獄。一寸先は闇。ほんのわずかな油断、たった一つのミスで死ぬ。

私はいつ死ぬかわからない。生きてるだけで毎日が常在戦場。死地・戦場へ行くにあたり、遺書を書くのは当たり前のこと。

とりあえず今日は死ぬつもりはありませんし、そうやすやすと死ぬ気はありませんが、私が死んだら、ああ、そういうことなんだな、と思ってください。

(以下、遺書)

今まであんなに努力してきたのに私の人生ダメだった。
こんなはずじゃなかった俺の人生!
もう死にたい!

渡る世間は鬼ばかり。いつも私が悪者にされる。

私が生まれた第二次ベビーブーム世代は同世代の人口が多いのに、仕事と雇用のパイは減るばかり。

昭和のバブル崩壊のツケを上の世代の奴らから押しつけられた!

新自由主義政策で、正社員雇用が破壊され、一億総中流社会が破壊された。
非正規雇用の導入は今にして思えば日本人の奴隷化だった。

この世は格差社会の経済戦争の生存競争の地獄になった。

私の世代は同世代の人口が多いから、受験戦争もメチャクチャ厳しかった。

昭和のバブル崩壊、失われた20年の経済低迷、2008年リーマンショック、そしてコロナ。

同世代の人口が多いのに、仕事と雇用のパイは減るばかり。

しょせんこの世は、どんどん減っていく仕事と雇用のパイを大勢で奪いあう椅子取りゲームの地獄だ。

椅子をとり損ねて、力尽きた者から、この世を恨んで死んでいく。
既に同世代の人間が大量に自殺した。
ついに、私の番がきたようだ。

アベノミクスで表向き景気がいいということにされた。実感なき景気回復。
マスコミは人手不足と報道していた。
それなのに、企業は新卒か第二新卒の若者を採用することしか頭になく、
40歳を越えた私たち第二次ベビーブーム世代を正社員で採用して救済するという話は、
やってるポーズだけで、まったく進まなかった。

こんな社会の構造の中で、自助努力で生きのこるなんて、そもそも無理なゲームだ。

社会の構造がよくわかっているから、それでもなんとか自分は生き残ろうと努力した。

いろんなことに自腹でお金をつぎ込んで、なんとか生き残ろうと努力した。
気がついたら500万円くらい失っていた。

私は過労死寸前まで追い詰められて、身も心もボロ雑巾のようにボロボロになって倒れた。
傷ついてボロボロの心身で、この格差社会の経済戦争を戦うのはしんどかった。

自己投資して満身創痍の心身で努力したけど、私の人生ダメだった。

私が死んでも、

お前の努力が足りないから死んだんだろ!

お前が死んだのはお前の自己責任だろ!

と私を嘲笑う声が聞こえる。

あの世から呪ってやる。

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