「三国志・軍師連盟」に学ぶ権力闘争のやり方(1)忘れられた司馬懿・仲達
2024年4月11日 11:11
司馬懿とか司馬仲達といっても日本人にはなじみが薄いだろう。ライバルの諸葛亮・孔明は有名だが。あるいは三国志も前半の劉備・曹操・孫権が鎬を削るところは興味があるが、後半はちょっとという人も多いに違いない。
「死せる孔明、生ける仲達を走らす」で司馬懿は二流の人というイメージが強いが、筆者は三国時代の真の勝者は司馬懿だと思っている。その権謀術数はすさまじい。これを題材にしたのが「三国志~司馬懿・軍師連盟」というドラマだ。もちろん史実と異なるところもあるが、ここで展開される権力闘争はすさまじい。まさに権謀術数を駆使して、権力を獲得する人々の姿が描かれており、全86話もある。
これを見ると、われわれ日本人がいかに素直でたわいもないか痛感させられる。逆にお隣にこういう感覚の大国が備えていることのうすら寒さすら感じる。孫子の兵法のえげつなさどころではない。
しかし、サラリーマン諸氏は、自衛のためにもこれに学ぶべきである。卑劣なる輩が、出世の為に自分を蹴落とそうとする時、ある権力者が気まぐれで自分を追い落とす時、自分をどう守るか、あるいは左遷された後どう復活するか、様々な示唆に満ちている。
このノートではこのドラマから何を学ぶべきか、を語っていく。
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