洗練された訪問着探し
みなさま、ごきげんよう。椿伯爵夫人です。
既婚・未婚問わずにフォーマルなシーンで着用できる訪問着は、振袖の年代が終わる30代になるとお誂えを考えはじめる方が多いのではないでしょうか。お友達の結婚式やお子さんがいれば七五三、入学式、卒業式などで着ることになります。
私自身も20代までは振袖で友人の結婚式に参列することが多かったのが、30代になると未婚ではありながらも少し恥ずかしい気がして、訪問着を探すようになります。
当時10年近く前、メディアによく志ま亀の訪問着が掲載されていて私も志ま亀ブルーかグリーンが欲しくて何度か銀座の店頭で拝見しました。どうしても顔映りがしっくりこず、そのときは断念しました。
そうこうしているうちに友人の結婚式も年に一回あるかないかになってきて、訪問着熱も冷め、結局誂えることなくきました。そして40代で着物に目覚めることになった今、江戸小紋、付け下げ、大島紬、結城紬、薩摩花織、小千谷ちぢみを誂えた次は訪問着を探しはじめています。(現在進行形)
訪問着と一言で言ってもフォーマルなものからやや軽めなものもあり、まだどのシーンでどのような用途で着用するかイメージができていません。
付け下げが2枚あるので、思いっきりフォーマルなものにしたほうがいいのか…着る機会を考慮した方がいいのか…など悩みながらも、唯一決めていることは<洗練されていること>です。年齢的に仕方ないのですが、母の付け下げ訪問着を着用するとなんか七五三のお母さんぽくなるんです…訪問着とはそういうものなのか、これからも洗練された訪問着探し続きます。
次回は、〈誂える着物の順番〉についてお話します。
お読みいただき、ありがとうございました。
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