夏休みの自由研究でアカン
今日も元気にアカンを探して三千里。アメデオ可愛い。
あれは確か中学2年生。
天敵である家庭科の夏休み自由研究発表日の事です。
家庭科はスカン(好きではない)
夏休み前に、家庭科の先生から宿題が出されました。夏をテーマにした家庭科的自由研究です。振り幅が広過ぎてアカン……。
元々、家庭科の授業が好きではなかった森山は、夏休み中家庭科の宿題を無視し続けて始業式1週間前を迎えました。
嫌嫌ながらプリントを出し、重い腰をあげますが、研究と言われても少しもピンときませんでした。
何かを縫ったりなんて、時間的にはぞうきんくらいしか間に合わないし。
机の前で扇風機を回しながら、アイスを食べ食べひらめいたのは、
暑い部屋をクーラー使わずに涼しくしよう!で、涼しくなった部屋で数学の宿題の追い込みできたら最高。
邪な考えのアカン中学生。
一応雑誌や本から知識を得る
本屋で役立ちそうな知識を立ち読み……祖父や祖母にも聞きまくる。
「だから、クーラーも扇風機も使わずに涼しくしなアカンねん!」
孫の宿題できていない問題にも、祖父母は優しく助言してくれました。
こうしてギリギリ出来上がった森山の自由研究は、夏休み明けに発表となりました。
やるな、女子ども!
最初の家庭科の授業は、一人ひとり課題を発表するお約束でした。
ワンピースを作った家庭科5かよ!な生徒、涼しげなワンピースに歓声があがります。
作る系は、家庭科が得意な女子達でキラキラしていました。
森山も含めた研究系、夏がテーマだけに海や川の研究が続きました。
真面目にやったんだよ、これでもさ
森山の番が来ました。
「クーラーや扇風機を使わずに涼しく過ごす夏」
まず、祖母のヒントを元に家の風の通りを良くする事、風の通り道を作った様子を説明します。
でもね、だからって風がスースー通ればクーラーはいらない訳で……。
「効果はなかったです」
と、真顔で言えば爆笑が起きてしまいました。
氷を窓にぶら下げて室温下げる(主婦雑誌参照)は、母にこっぴどく叱られました。
「とけた氷で窓と床がベチャベチャになり、掃除で汗だくになりました」
と、真顔で言えば爆笑されて先生の顔は引きつりだしました。
祖父直伝、水風呂。
もはや部屋ではないし、水風呂なんて昼から無理でした。
「水風呂はできませんでした……」
森山の発表は、箸が転んでもおかしい年代のツボにハマり、笑いだけをかっさらいました。
他にも発表したのですが、内容が思い出せないくらいアカンやつだったと思います。
今思えば、エコの先取りやんか!ってその当時の森山を褒めてやりたいのですが、所詮にわか研究です。内容がアカン……。
けれども、この後にさらなるアカン猛者が登場して、再び爆笑をさらっていくのです。
長くなるからまた次回続きを。
ここまでのアカンは8アカン達成ですね。
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