今日の言葉を考える

　今とても辛い状況の友人がいる。
　こんな時、自分は何が出来るのだろう。

　実際、その話を久しぶりのランチ会で聞いてから、私は何も出来ていない。
　友人は、知ったかぶりのお節介など望んでいないだろうし、「辛い」と弱音を吐く人間でもない。

　そっと見守り、請われたら手を差し伸べるスタンスが今の時代の友情なのだろうか？
　
　自分に置き換えて考えた時、物凄く辛い時は「一人になりたかった」「まわりにヤイヤイ言われたくなかった」ように思う。
　一方で、相談したい気持ちは常に衝動的にあったように思う。

　なんだこの真逆のツンデレ気分は。

　悩み苦しんでいる時は、思考が偏ってしまいがち。自分にもそんな時はあった。
　言葉は変だが、ここは正しく悩んでいこう。
　乗り越えるのは貴女だが、差し伸べられる手は掴みまくればいい。

　劇場型でいいんじゃね？
　幸い、お節介な友人がここにもいるよ。しかも今風ではなく昭和ふうの友人関係オッケーの。

　きっと貴女は気を使って、愚痴さえグループラインにこぼさないのだろうけど。
　そんな貴女をみんなは心配しているだろう。
　私も。

　「どうなった？大丈夫なん？」

　と、聞いてしまうのは簡単だけど、きっと話す事は望んでいないのだろうな。
　私だって話したくないと思うくらいに、苦しくナーバスな問題だから。

　と、モヤモヤと私が、悩む友人の事で悩んでいたら本末転倒だ。
　なんだか今の時代は薄口醤油のような友人関係が理想らしく、濃口醤油はNGらしい。

　スッキリとした味わいの薄口醤油は、煮物の見た目も美しく仕上がるが、塩分濃度は高めだ。濃口醤油は、コックリとしたコクとまろやかさがある。

　じゃあ今回は、濃口醤油の友情でいきたい。一人くらい濃いめの友人がいてもいいだろう。ウザくならないように気をつければオッケーだ。

　久しぶりのグループライン稼働。ちなみに私はグループラインが苦手だ。しかし頑張る。

──おはよう。
　　世の中には、心に沁みる言葉や感動的な言葉はたくさんあるけど。
　今日は、超ポジティブで負けず嫌いの私の言葉を贈ります。

崖っぷちをフラフラ歩いていても、落ちなきゃ私の勝ち

今日も笑って歩こう。

　苦しい貴女を笑かす友人は、オンリー私。少しローランドっぽく攻めてみた。
　ひとりじゃないよ、大丈夫。