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[日記]コンサータの服用開始:ADHDと向き合う

1.はじめに

すでに公表している通り、私はADHDの診断を受けています。この特性によって、日常生活や仕事の中でさまざまな困りごとがあり、現在は仕事をすることが難しい状態です。

昨日から、ADHDの特性を改善する薬として処方される「コンサータ」を服用することにしました。実は、ADHDと診断されてからそれなりに年数が経っています。その間、薬を試すという選択肢もありましたし、実際に「インチュニブ」を一度試した経験もあります。しかし、体調を崩しすぐに服用をやめた経緯があり、それ以降は薬に頼らない生活を続けていました。

正直なところ、私は「コンサータ」や「インチュニブ」といったADHD治療薬に対して、否定的な考えを持っています。それは、これらの薬が、いわば自分の「個性(特性)」を無理やり抑えてしまうものだと感じているからです。
この個性や特性は、確かに自分の一部ではありますが、一方で日々の生活の中で大きな困難を生む原因でもあります。そのため、薬を使って特性を改善することは、選択肢の一つとして外すことはできません。

しかし、ネット上や実際に服用した人たちの話を聞くと、薬による変化の感想は戸惑いがあるものが多い。
「自分が自分でないようだ」という感想を持つ人が多いと個人的には感じる。良い意味でも悪い意味でも、薬が与える影響は大きいと感じています。特に子どもに至っては、戸惑いが大きく泣いていた子も見た(※発達支援関係の仕事を以前していたため)。

今回、そんな薬に対する否定的な感情を抱えながらも、生活をより良い方向に向けるために、もう一度、薬の力を借りてみることを決めました。
(今は試用期間ですが自分に合わないと判断したらすぐに辞める予定です。)


2.服用を決心した理由

何年も疲労が蓄積し、それが改善されないまま段々と体を動かせないない日が増えてきました。原因はいくつか考えられますが、一番大きな理由は、「休むことができていない」という点です。

ADHDの代表的な特性として、疲れやすさや脳のon/offのスイッチの切り替えの難しさがあります。私の場合もその特性が顕著で、疲労がたまった状態で過ごすことが昔から多いのです。
現在取り組んでいるブログ作業も、調子が良い時は進められるものの、疲労がピークに達すると全く手がつけられず布団から出られないことも多いです。
一応、自分のペースで作業を進めるよう心がけていますが、「継続」を考えると不安になります。

さらに、疲れによってすぐに身体を横にしてしまうため、運動不足も深刻です。最近の健康診断では糖尿病のリスクを指摘され、「要医療」という診断を受けました。薬の服用にはまだ至っていないものの、このままでは体調がさらに悪化するのは明らかです。
しかし、動けない状態では運動も難しく、生活を改善するには何か大きな助けが必要だと感じました。

これまでは薬を使わず、自力での改善を目指してきましたが、限界を感じるようになりました。

そんな中、「コンサータ」を使ってみようと決心した理由は、日中のリズムを整え、少しでも動ける状態を目指したいという思いからです。

とはいえ、「コンサータ」の服用を決めるにあたって、薬の副作用だけでなく、コスト面も大きな課題でした。「コンサータ」は1錠あたりの単価が高く、その上、ジェネリック医薬品はありません。継続的に服用するには経済的な負担が少なくありません。
それでも、今の自分には薬を試す価値があると判断し、服用を始めることにしました。

参考ページ
発達障害(ADHD・ASD)が疲れやすいのはなぜ?理由を解説
大人の発達障害を知る発達障害と睡眠障害
ADHD治療薬「コンサータ錠」とは?効果や副作用、薬価などを解説
コンサータ(メチルフェニデート)の効果と副作用

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