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世界滅亡はあなたの選択次第

 1945年、世界最悪の兵器と言われた核爆弾には、実は3発目があった。
 
当時、アメリカでは原子爆弾の投下候補地を新潟、京都、広島、小倉、横浜の四ヶ所があった。この中でも京都はアメリカ陸軍のラングドン・ウォーナー氏の尽力によって候補地から外されるだけでなく、空爆の予定地からも外された。
 そして、その計画が成された時アメリカは最後通告として日本に無条件降伏を求めた。しかし、日本はその通告に対して断固拒否した。その選択がアメリカのトルーマンに原爆投下の選択をさせてしまった。

 そして、8月6日に広島へ予定通り投下された。さらにその後8月9日。アメリカは次の候補地であった小倉への投下のために向かったが空爆の後の煙や天候の関係により小倉への投下を断念して、長崎に落とした。
 その後、アメリカはさらに無条件降伏を要求し、その答えに後1日や2日遅れていたら第3の原子爆弾を東京に落とす目処を立てていた。しかし、日本が結局8月15日無条件降伏し、第三の被曝から免れることができた。

 もしも、無条件降伏を断っていたら。もしも、無条件降伏の通知が1日2日遅れていたとしたら。もしも、そもそもラングドン氏が京都の候補はずしをしなければどうなっていたか。
 もしも、日本が爆弾を落とされる前に無条件降伏を掲げたとしたら。もしも、日本が先に原爆を作り、アメリカに落としていたとしたら、もしも、日本がそもそも真珠湾攻撃を行ったらどうなっていたか。

 そう、全て当時の誰か1人や数人によって歴史がひどく複雑に絡み合っている。だから、もし一つでもそれを解けば今が全くの別世界へと化す。もしかしたらこれを読んでいるあなたもこれを書いてる私も存在しないかもしれない。

 しかし、先の戦争でもそうだが、多くの先人たちは未来を見据えて選択をした。それが今の世界を作り上げている。
 実際、もしもラングドン氏が京都の否定をしなければ今のようなアメリカと日本の関係は存在していないだろう。日本においても、日本がもしも8月15日無条件降伏をしてなければ日本は存在してないだろう。

 そして、今を生きるそこの主人公のあなた。あなたがもしも今、間違った選択肢を選んでしまえば未来はどうなるだろうか。もしかしたらあなたのその選択が、世界を滅亡させてしまうかもしれない。もしかしたらあなたの選択が、日本を世界の覇者にするかもしれない。小さいところで言えば、あなたの選択一つであなた自身の未来が決まる。

 例えば、あなたは今所持金が1000円しかなく、口座にも引き下ろせるお金がないとしよう。そして、近くにパチンコがある。パチンコでもし1000円を投資したらもしかしたらお金が3000円や4000円プラスで勝てるかもしれない。そして、その勝ったお金でもしかしたらあなたは、欲が出てさらに勝とうと打ち続けるかもしれない。
 この事例においても選択肢が多く存在している。しかし、そんな時こそ歴史を振り返ってほしい。
 いつの世も、逆境を打ち破ることができている人は欲ではなく常に未来を見ているということを。

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