強がるのをやめてみたら涙が溢れた話
「人間は辛いことがあると本能的に逃げようとする」みたいなことをどこかで聞いたことがある
そういえば、多重人格の病気は、別人格が自分を守っているとか聞いたこともある。
私は強がって自分を守っているのかなぁ、なんて思った。
「お前は泣け。笑」
「人間の心無い。笑」
そう言ってくるチームの絶対的な存在である、あの人は、よく自分のことを気にかけてくれる。
「自分ばり人間の心持ってる。笑」
いちいち起きた出来事に感情を入れて、一喜一憂してたらそれはそれはもう毎日のように泣かないといけないし、毎回メンバーに外れて泣いて、入って喜ばないといけない。
だから私は、捨てた。
でもやっぱりボードのメンバーを見た時は結構感情にくるもの。
中断を明けて、中断期間悪くなかったけど使ってもらえない現状とか、もう見たくなかった。
苦手な守備を無駄に頑張ろうとして、長所を出せないなら、元も子もないんじゃないか、って思いながらボールを追いかけたあの時、
「サツナイスよ、続けろ」
レスト中のあの人の声だった。
周りのいろんな音があったはずなのに、なぜか、あの声だけが自分に入ってきた。
何をすればメンバーに入れるか、なんかもう分からんくなってきてた。
今頑張ろうとしてることも、意味ないんじゃないかってさ。
どんな練習でも、練習試合でも、公式戦でも、良かったら、良かったよって絶対言ってくれるあの人。
下っ端で、メンバー外で、素直な性格じゃないのに、いつも仲良くしてくれて、写真に映りたくなそうな自分に、「入れよ」って言ってくれるあの人。
チームを応援してくれている飲食店に、初めて連れて行ってくれるのはいつもあの人。
心が痛くなるような見えない優しさは、強がっている自分の皮を剥がす。
見事に溢れる涙は、まだチームメイトの誰にも見せたことがないし、見せるつもりも見せたくもない。
大丈夫ってば。
こんな日々も終わったらいつか笑い話になるから!
そう経験者と、本は語ってるでしょ。
週末実家帰れるし、あとちょっと。
#日記 #感情
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?