すきなべんきょう
わたしは子どものころ、勉強が好きではなかった。勉強よりも外であそぶほうがよっぽどたのしかったから。
でも、大人になってから、勉強やまなぶことのたのしさを知ることになる。
長男、長女が小学生のときはまだ、勉強を教えることはできたが、中学生にもなると教えるのが難しくなる。
特に数学は苦手でキライな科目。
それを想定して先に中学で習う数学を、問題集を買って勉強したのだ。
その甲斐あって、中学二年レベルまでなら教えることができた。受験を控える中学三年の問題は、塾に行かせることで解決。
そしていま、小学生三人に勉強を教えることになるのだが、まったくもって勉強したことを綺麗さっぱり忘れてることに気づく。
まだ四年、三年、二年生なので、教科書を見ればギリ教えられるのだが、このままではまずい…。
そんなことをボンヤリ考えてた矢先、学校の個人面談があった。その日は夫が参加してくれたのだが、そこで夫が見た。
小学二年になった末娘の衝撃文章に、大笑いすることになる。それがこちらだ。
どゆこと?すきなべんきょうだよね?「かれえ」って、あの食べ物のカレーのこと?しかもカタカナではなくひらがなでって、こいつヤベー。
あとでちび子にこの写メを見せてどういうことか聞いてみると、本人爆笑。
すきな食べ物と間違えたらしい。これを書いたとき、よっぽど腹が減っていたのだろう。
ある意味、もしかすると将来大物になるかもしれないなんて親バカ発想が頭を一瞬よぎったし、『か』がつく科目を書くつもりが間違えてしまったのかもとも考えた。
そもそも二年生で『か』からはじまる科目すらなかった。科学も家庭科もないのだから…。
でもそのときは『かれえ』って思ったのだ。そう、ちび子にとってのすきなべんきょうは、カレーでもなく『かれえ』でしかないのだ。
何をまなぶのかナゾだが、新しい科目が我が家に増えたことはいうまでもない。
100日チャレンジDay74クリア!
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