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ラブソング

今「ラブソング」とかいう言い方するんだろうか
字面だけでも全身に鳥肌が立つ

10代になりたての頃
「恋してる、世界が輝いている」
「あなたが好き、早くこの気持ちを伝えたい」
的な歌詞を真に受けていた

恋をするだけで日常が輝き、
すこし大人になれるんだって信じていた

実際はそんなこと言ってる方がガキだし、恋をしたからって幸せになどならない。

学生の頃恋人が運転する車の助手席で聞いた
「愛してるよ、おやすみ」
という歌詞

知る中でいちばん幸せな一言に
胸が熱くなる思いがした

当時の私は
雑に扱われることを好き好んで
そんな恋愛ばかり繰り返し
「やっぱりね」と落ち込むことが癖になっていた

大切にされないことに安心していたのだ

今ならわかる
それは間違っていて、互いを大切にし合うことこそが恋愛だと

私は、好きな人には恥ずかしくてもクサくてもキザでも、ちゃんと言葉で愛を伝えたいし、伝えてほしい
おかしい?私おかしい?

今度こそって本気で思ってた
私のことを誰にも雑に扱わせない、私も雑に扱わない
大切にし合いたかった

考えていた数倍それは難しく、簡単に浮気された

ラブソングくらい、まっすぐに
でもそれが重いとか、知るか、しね

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