自分の気持ちを理解する

私は自分の感情や気持ちを理解することが苦手なようだ。職場や学校なんかでも、どうしてみんなそんな感受性豊かな感じに気持ちを表現できるのだろうかと不思議だった。というか、みんな演じているのだろうかとさえ思ってしまう。

私の場合、取り乱した時にやっと自分に起きている感情の変化を認識できるぐらいで、なぜそのような感情の変化が起きているのかについては自分でも気づかないことが多い。ただ後から自分の表面に現われた現象を客観視することで、自分の気持ちを他人事のように分析することしかできない。そして「こうなのかな?」と一つの答えに行き着いたとしても、腹の中に落ちる感覚がなく、もやもやが残ることが多い。

考えてみるとこの性質は子供の頃からで、小学生の頃は「無表情」だとか「無反応」などと言われ男子にからかわれた経験があるし、周りの大人からは大人しくて何を考えているのかわからない子だと思われていたと思う。子供なのにまったく笑わないとか泣かないとかそう言うことはないけれど、自分の感情を瞬時に認識できないがために、上手く言動にのせることが出来なかったのだと思う。

それに人の話を聞いていると、自分には自伝的記憶というものがあまりないような気がする。

この性質は先天的な脳の特性かもしれないけれど、幼いころの自分の家庭環境や恥ずかしがり屋の性格を踏まえて考えると、感情を表に出すことに抵抗を持つようになり無意識に感情を抑制する癖がついてしまったが故かもしれない。

ただ何はともあれもう大人なのだから、原因を追究するよりも、ありのままの自分を受け入れて、この先少しでも生きやすくなるために、自分の感情を見つめ気持ちを理解する訓練をしたいと思っている。自分の気持ちを理解することで、嫌なことを自然に避け、自分にとって心地よい選択をしていける人間に近づきたい。だからnoteに感情を吐き出してみようと思う。




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