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連載13:結露しないと聞いていたのに、結露が生じた

この連載は、過去全国で起こっている失敗事例をもとに、これから住宅を買う人に向けて「知っておいて頂きたい、考えて頂きたい」知識や必要事項をまとめましたものです。沼津省エネ健康住宅では、ここに書いてあるようなことは決して起こりませんので、ご安心ください。それでは、本記事をお読み下さい。

 「結露は大丈夫ですか?今の家は結露がひどくて困っているんですよ」「寒冷地仕様にしますので、絶対に結露はしませし」賃貸のアパートでは結露に悩まされてきたので、新しい家は絶対に結露しないようにしたい。そんな思いで営業マンに念を押したのに、結露が起きてしまった⋯。こういったケースは、決して珍しくありません。その原因のひとつは、各部材に過度な期待をかけたことにあります。もうひとつの原因としては、「結露」の意味を正しく認識していなかったことにあります。

 まず、部材について考えてみましょう。たとえば、サッシがペアガラスでなくシングルサッシの時、サッシ枠がアルミだけで断熱されていない場合は、結露しやすくなります。また、断熱材にすきまがある時なども、同様に結露が起きやすくなります。

 また、結露は、暮らし方や生活様式によって生じる可能性があるということをよく理解してください。家の中で空気を燃やすファンヒーターなどは、大量の水蒸気を排出します。人間が吐く息からも水蒸気は出ますし、ダイニングテーブルで鍋料理をしたり、お風呂のドアを開けっ放しにしたりした場合にも、水蒸気が生じることは皆さんもご承知のことでしょう。家の中に水蒸気をたくさん出すものが多ければ多いほど、結露は生じやすくなります。

 つまり換気をしないと、水蒸気はたまりやすくなります。今の生活では、窓を開けて換気する機会が少なくなりました。換気システムが水蒸気を外に出すことは確かですが、自分の手で窓を開けて換気することに越したことはないのです。

 このように、結露は、サッシ性能、断熱性能、放出される水蒸気量といった要因によって起きます。サッシや断熱材がよいからといっても、家の暖房がすべてファンヒーターであったり、水蒸気をたくさん出す生活をしたりしていると、結露は起きるのです。

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