とある自由人のPiscine受験談

自分と42TOKYOについて

42TOKYOは、プログラミングスクールの中でも特に難易度が高いらしく、
合格率は約4%とも言われています。
私は幸運なことに2023年4月のPiscineに参加させて頂けることとなり、
無事?2次試験の最後の日まで参加させていただきました。
そして、ちゃんと溺れた判定をいただきました。

自分がPiscineに参加した時期は、
過去にPiscine不合格となった方の再受験ができるようになり、
Covid-19への世間の風向きが徐々に変わりつつあって、
常時マスク必須の文化がやや見直され始めた頃でした。
→Piscineは完全オフライン参加のみでの実施でした。

そしてなによりも、
ChatGPT4をはじめとする技術との付き合い方が上手な人もいれば、
踊らされている人・巷では何それおいしいの?てきなひともいる
そんなタイミングでもありました。

自分をご存じの方にもしも事前の段階で、
「○○、Piscine受けるってよ」とか知られていたなら、きっと、
無謀・猪突猛進・支離滅裂とかいろんな声が返ってきそうだなぁとか思いつつも、受けてみたい!とおもってから僅か1週間後、
気が付いたらそれまでノンプログラマだった自分が2次試験に挑んでいました。
※これは悪手だったかもと反省していることの一つ。
 (まぁ、やってみなはれの精神で参加したので後悔はしていませんが…)

プログラミングスキルを持つ人や学ぶ人ってどんな考え方をしてるのだろう。
日本語以外の共通言語としてプログラミングのことが理解できたら、それってすごく素敵だよなぁ
(※大学時代に英語・仏語・チャイ語いずれも挫折してることは忘れてた)
そんなことを思いながら、事前説明会を受けて、気づいたらPiscine初日を迎えていました。

 【未熟だったマインドセット・スキル(かける範囲)】

  • 自分で考えて行動する

  • 仲間と協力する

  • 持続的に学習する

  • Don’t Panic

自分で考えて行動するというのは、
42TOKYOだと課題やカリキュラムが各々与えてもらえますが、
その解決方法や進め方は自分で探し、決断していかなくてはなりません。
インターネットや書籍を参考にしたり、試行錯誤したりしながら、
自分の頭で考え解き進めた結果をプログラムという成果物にする能力が求められました。
この能力は、プログラマーとして働く上でも必要不可欠らしく。
長い物には巻かれてみよう精神100%だった自由人には致命傷が・・・。
時間の使い方、対人スキル(コミュ力含む)いろいろ突っ込みどころ満載

仲間と協力するというのは、
42TOKYOでの学習が個人プレーでは完結できないロジックになっていて、
チームを組んでプロジェクトに取り組んだり、
他の学生とコードレビューを行ったりする場面で求められるスキル。
このとき、仲間とコミュニケーションを取ったり、意見を交わしたり、助け合ったりすることが要求されるのでした。
適切に協力する能力は、プログラマーとしてチームで開発する上でも必要不可欠らしい。
ビバ上位下達で生きてきた自由人は、これまでの価値観が崩れる音に…。
頼られたら頑張って応えるという生き方終了のお知らせ・・・・

持続的に学習するというのは、
42TOKYOでは入学できてもたくさんのプログラミングや技術をブラックホールに飲み込まれないスピードで学んでいくことになります。
新しいことに挑戦することも重要ですが、同時に一度学んだことを忘れないように復習しておくべきだと強く感じました。
この能力は、常におきる変化に対応する上でも必要不可欠です。
自分で自分を試し、正しく評価し修正し続ける能力と言い換えてもいいかも。
なんかここまでくると、プログラマとか関係なく、どんな社会でも…。

Don’t Panic(焦ったこと)

  • 指示待ち・様子見に徹してしまう

  • 孤立してしまう

  • 学習意欲が低下する

自分がパニックに陥った時いかにして軌道修正するのかではなく、
いかにしてパニックにならずに物事を解決するのかという視点を持つべきでした。
パニックだから笑って落ち着いてみるのではなく、
パニックにならないように冷静になるべきでした。
指示待ちになっていても、42TOKYOでは絶対的な先生やメンターはいません。
P2Pのもと時に誰かに協力してもらうことも重要ですが、
主体性をもって課題やカリキュラムを理解し解決方法や進め方を探さなければなりません。しかし、自分で考えることが苦手な人や面倒くさがる人は、文明の利器(ChatGPT先生)とか周りの誰かに安直に答えを求めたり、ファーストペンギンを観察してそこから答えを求めようとしますが、それではきっと自分の経験値として密度が足りずダメだったのかなと感じた1か月でした。
それって誰かに寄生獣ってことじゃん。
ただ、ChatGPT先生も使いようで、理解の足りていない部分を教えてもらうには最高のチューター役をこなしてくれました。まあ、メタで記憶できるとこまでうまく使いこなせなくて時間切れでしたが。


途中棄権する人も多い試験で、こんな自分が最後まで頑張れたのは、
・コミュ力お化けな面々に囲まれて刺激の多い日々だったこと
・P2Pで課題進捗が遅い自分でも焦らずに一つ一つ進めていくことの大事さを教え、その後の進め方に大きな影響を与えてくれたピシナーとも出会えたこと
この2つが大きかったと思います。
完全孤立することなく、折れそうな学習意欲を支えてくれた皆さんには感謝しきれません。

一緒にピシンで交流できた皆さんや、それを支えてくださった多くの方々に感謝とともに、。
※この記事は、なんで不合格になったのか元Piscinerが自己分析しただけの内容であり、
42Tokyoの合否基準は書いた本人もわかっていません。悪しからず。
Next Piscinerの皆さん、楽しい1か月を!

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