読む、読まない、読みたい、読めない

<シネマでTOLK&本deコミュニケーション 21>

私は長年「書く」ことが仕事だったのに、あまり本を読まない。昔も今も。
<本deコミュニケーション>を綴っているのに、日々ほとんど読書しない。

本を半分以上処分した移住後も「本が沢山ありますね」と我が家を訪れる人から言われるが……沢山はない。元ライターで今も書き続けている人の環境にしては本が少なすぎる。

早朝2時間は読書タイムというスケジュールに決めた年があった。夜はテレビを観ないで読書タイムにした年もあった。
先月2回大阪へ出かけた。往復10時間も乗る高速バスの旅に2冊の文庫本を持参した。でも、ぼんやり景色を眺めていたら到着した。ほんの数頁読んだだけ。
2回目の大阪行きは新幹線とサンダーバードを利用したが、帰りは本を読みたくて敦賀から新幹線に乗らないで鈍行にした。でも1冊読み切ることもできず帰宅。その続きはまだ読み終えていない。

毎年GWは外出しないで在宅。模様替えや掃除などを行っているが、今年はひたすら本を読むことにした。
でも実施しなかった。1頁も読まないうちに連休は終了した。

新聞や雑誌の記事を書いたりレイアウトしたり、企業が発行する刊行物を企画・製作したり、活字の仕事をしてきた活字人間なのに、活字より(テレビ画面で)映画を観ている。観たい映画もTV番組もないときは視聴契約しているアニメをパソコン画面で視聴している。

作家は活字中毒者が多い。とにかく活字を読みたいらしい。活字に触れていないと生きていけないみたい。私は一応ライターだったが活字より映像のほうが好きみたい。昔も今も。
でも、買ってきた本を即一気読みする日もある。3冊買って3冊一気読みという日もある(そんなことはめったにないが)。

早起きなのに午前中は創作と雑事と内職でアッという間に昼になる。昼食を食べてスポーツクラブや体操教室等に出かけ、帰宅後また内職したら入浴時間、夕食時間。
本はいつ読むの?(今でしょ!)

今日の夜はテレビを観ないで読書しよう。
でも70歳を過ぎてからの私は、夕食後は眠い。好きなテレビ番組や映画を観ていても途中で居眠りしていることが多い。

未読本が山積み。まずは、大阪へ出かける前日にブックオフで購入した椎名誠さん(『たき火をかこんだがらがらどん』)と向田邦子さん(『向田邦子ベスト・エッセイ』)を読みたい。

あなたは読書好き? いつ読んでいるの?
(大阪の友は今年90歳を迎えるが大の読書好き。その読書時間と量に私は敬服している)


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