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わたしについて②

わたしの幼少期は、ぜいたくなものにかこまれていた。
母方の祖父がいたからだ。
祖父は、男きょうだいの中のゆいいつの女の子だった母を、それはそれは溺愛していたのだと思う。

わたしの母は多才で、生け花とお茶はお免状を持っているほど結婚する前に究めている。そのため、母の昔の写真をみると、着物もたくさん持っていたことがわかる。
(お金にこまった結婚後に、換金してしまったみたいだが……)

とにかく、打ち出の小槌があった家庭環境で育った母が、父のようなお金を稼げないひとと結婚して人生が急転換するのだけど、運命ってそういうものだと思っている。

母に、なぜ父と結婚したのかと聞いたことがあるが
「あまりよく考えてなかったのよ。」とのこと。
(わたしが言ってみたいセリフだ……)

わたしは、とにかくグルグル考えすぎてしまう。きっと、母を反面教師として育ったからだと認識している。

でも、わたしにも、自分の直感でグングン突き進むところも持ち合わせている。だから、いたい思いもつらい思いもたくさんあるのだけど、わりとすぐに立ち直れるところは、『あたまの中がお花畑』がしっかり受けつがれているからだと思う。
(くやしいけれど……)


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