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習性は変えられるのか

わたしは、自分が背伸びをしなきゃ到底届かないであろう物事に惹かれてしまう習性がある。そのくせ、初動の勢いだけはあるものだから、すぐに調べたり考えたり想像したりする。そうなると、高望みであるだけに自分には到底届かない現実に早々にたどり着いてしまう。
だから空回りするだけで終わってしまうことが多い。

本来なら、はじめから高望みをするのではなく、二番手三番手から徐々に一番手に近づくように考えればいいものを、なぜかはじめに惹かれてしまうのは一番手になってしまって、それを超えるものじゃないと興味が持てなくなるから質が悪い。

この習性は母親からの影響が強いのではないかと思っている。母は、とにかく高級なものに惹かれる傾向があった。母が手にするものは一番良いとされる(お値段や知名度)もので、代替品や二番手に位置づけられそうなものを買うくらいなら、買わないでいるような極端なところがあった。生活に困っている家とは思えない食べ物や家具や植物に囲まれて過ごしていたことが思い出され、なんだかこの家はアンバランスな家だと子どもながらに感じていた記憶もある。(今となってみると、生活の質を下げて、子どもの教育や環境に配慮するべきだったのではないかとツッコミをいれたくなるけれど……)

そんなエピソードとわたしの習性を結びつけていいのかわからないけれど、一番良いとされる(あくまでも自分の価値観)物事への嗅覚は優れているのかすぐに惹かれてしまうのだけど、それじゃなきゃいやだと思ってしまう身の程知らずなところまでがセットになっている、この質の悪い習性をどうにかしたい。

もっと言うと、なんとか頑張れば手が届きそうだと想像できなければ頑張れないような、変に小賢しい現実的なところもなんとかしたい。

どうしたらやみくもに頑張れるのかを少ない経験値から考えてみたのだけど、自分がここであきらめたら誰かに迷惑がかかるとか、誰かのためには自分が頑張るしかないと思えた時は、頑張れるのかもと思われる。

そんな心境で頑張れることは、自分だけの欲求を満たす物事からはないような気がするけれど、どうなのだろうか。。。



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