見出し画像

迷走のあげくに「真理」から遠ざかる

いかに「科学」といえど、いきなり「核心」に一直線に到達することはありません。
試行錯誤と紆余曲折。周囲をグルグル回りながら、しだいに収れんしていき、最後にようやく「真理」にたどり着きます。
渦巻く水流が排水口に吸い込まれていくような感じ、といえばよいでしょうか。

「マスク」や「ワクチン」をめぐる問題は、それとはまったく反対の動きをしています。時がたつにつれ、話が輪郭を失い、四方八方に飛び散っていきます。
山のてっぺんに水を垂らしたら、てんでばらばらの方向に流れていくようなもの。まさしく「エントロピーの増大」ですね。

今では、「専門家」同士が互いに矛盾する説をとなえ、そのつど政府の方針もあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
マスク着用緩和の方向へ向かうのかと思いきや、宿泊業や交通機関では引き締めを強化する気配。一貫性のかけらもなく、まったくもって支離滅裂

よく「アクセルとブレーキを一緒に踏む」といいますが、それに加えて、左右のウィンカーを交互に点滅させながらハザードランプを焚き、ワイパーをフル稼働させつつパワーウィンドウを上下、サンルーフを開閉し、走行中にいきなりボンネットやトランクをオープンする状態。何をどうしたいのかわかりません。

こんな「狂人」がハンドルを握る車には、決して決して近づいてはいけません。間違いなく轢き殺されます。

この迷走ぶりを見れば、事態が「真理」からどんどん遠ざかっていることは確実です。
もし議論が「真理」に近づいているなら、必ず1点に向かって収れんしていくはず。逆に話が拡散・放散していくようなら、「専門家ども」の「前提」がことごとく間違っていることを意味します。
「船頭多くして……」のことわざどおり、何百年たっても、絶対に「真理」に到達することはありません。

困ったことに、「専門家」も「政治家」もあまりにレベルが低過ぎて(頭が悪過ぎて)、そのことにまるで気づいていません。全員「不用品(あるいは粗大ゴミ)」としてお払い箱にする以外、もはや解決のしようがない(リユースもリデュースもリサイクルもできないでしょうが)。

●新型コロナは、そもそも恐れるようなウィルスではない
●mRNAワクチンにはまるで効果がないどころ、むしろ有害
●マスクは感染症を防がない

これさえ認めれば、何も右往左往することなく、あらゆる現象にスッキリ説明がつくのですがね。

一刻も早く、信頼できる「本物の知性」が表舞台に登場することを願ってやみません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?