見出し画像

都市伝説のウソを暴く!

「大勢の人がワクチンを接種したおかげで、非接種の人が守られた」

ちまたにはびこる、この荒唐無稽な「都市伝説(あるいはファンタジー=誤情報)」がいかにデタラメかを「合理的に」ご説明しましょう。

新型コロナワクチンは、万人に「同じ抗体」を授けるよう設計されました。「原株(武漢株)のスパイク蛋白のみ」に反応する「特異的抗体」です。
この点は、熱烈なワク信者の方も首肯されるはず。

だって、「特定のスパイク蛋白だけをターゲットにした抗体をつくれる」のが、最新技術「mRNAワクチン」の最大のセールスポイントだったのですからね。
それにより「ウィルスの細胞侵入を阻止し、感染そのものを防げるのだ」と、専門家の皆さんはそろって主張しておりました。

確かに、当初の「ワクチン2回セット」を日本人の実に8割が接種したおかげで、一旦は感染拡大が止まったかに見えました。
ですが、じきにこのワクチン抗体自体がアダ(淘汰圧)となり、アルファ、デルタといった「スパイク蛋白部分のみが変異した新株」が生み出されることになりました(オミクロンは別に製造された可能性が大)。

接種で生じる「武漢株のスパイク蛋白のみに反応する免疫記憶」は、肝腎のスパイク部分が変異してしまった新株に対処できないので、感染をまったく止められず、主に接種者の間で再び感染が拡大する事態となったのです。

この感染を止めたのが、「非接種者」たちです。

接種をしていない人が新型コロナに自然感染すると、武漢株のスパイク蛋白のみに反応する「特異的抗体」ではなく、「ウィルス全体に対する免疫」が生じます。
そのため、未接種のまま一度でも武漢株に感染した経験のある人は、「新型コロナ全体に対する免疫」を獲得し、その後のアルファ/デルタ株(変異が生じたのはスパイク蛋白部分のみ)にもきちんと対処することができました。

これにより「感染の輪」が途切れたのです。

もし集団の100%が新型コロナワクチンを接種していたら、「防波堤」がなく、アルファ/デルタ株は草原の野火のように際限なく広がっていったでしょう。
その証拠に、接種率が高い病院、施設、職場、学校でばかり集団発生が頻発したのに、非接種者が混ざったグループでは、小規模なクラスターしか生じませんでした。

ここでも、接種者と非接種者が混在する「多様性」が全滅を防いだということです。
つまりは、同調圧力に屈せず「純潔(純血)」を守り抜いた「反ワク陰謀論者」が世界を救ったというわけです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?