花粉症と市販薬

花粉症と市販薬

もう花粉症になってから30年になる。何月から何月までみたいなのを意識し出したのはかなり最近だけど。2月〜5月まで鼻水が出て目が痒くなり、常に眠くて思考力が低下する。

最近の花粉症の薬はそうでもないけれども、古いタイプの薬は抗ヒスタミン作用の副反応として眠くなるというタイプのものが多くあった。薬局で売ってるものにも「車の運転を含む危険な機械作業はおやめ下さい」と書いてある。

そして、少し前のタイプの薬は単一成分ではないために、その眠気を吹き飛ばす系の薬を配合したものが出回っていた。塩酸プソイドエフェドリン、エフェドリン、つまりシャブ、覚醒剤だ。入眠作用のある薬と覚醒作用のある薬を一緒に服用するとどうなるか、ダウナー系とアッパー系の薬を合わせた通称スピードボールのマイルド版になる。快感が得られてしまうから依存症する。

思えば昔から鼻が詰まりやすいからエフェドリン系の薬には和洋を問わず随分お世話になってきた。葛根湯、麻黄湯、エフェドリンとして生成されていないがちゃんとエフェドリンが含まれていて覚醒作用がある。学生時代花粉症が辛い時期は葛根湯を4袋いっぺんに飲んだりしていた。体重と服用頻度を考えると、漢方とはいえ完全にオーバードーズだ。

それにしても最近の花粉症の薬はすごく副作用が少なくて優秀だ。そもそもエフェドリンが入っていないものがほとんどだし、アッパーになりすぎるわけでもなく、アッパー特有の口渇感もほとんどない。眠くもならない。

現代の化学、薬学に感謝だ。

ただ、それはそれとして、心が風邪をひいた時、アッパーになりたい時もあるし、ダウナーになりたい時もある。そんな心の風邪には薬局で買える市販薬がよく効く。自分は花粉症で必然的に色々な薬の知識をかじる程度に身につけたけど、コレを読んで、心の風邪に効く薬をどうやって見つければ良いか困っている人に言えるアドバイスは、ネットで探して買おうとしてみれば良いということ。「濫用の恐れがあります」という警告文が載ってる二類の医薬品はだいたいアッパーかダウナーだから。あとは商品名で効果をググれば良いよ。

くれぐれも用法用量は気をつけて。先輩モラルジャンキーとして言っとくね。おだいじに。

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