メンヘラコミュ症ホステスになる❊高校生編❊
高校時代はバイトと彼氏一色だった。
初めて体を許した彼氏にいつしか心も許していた。(私は体を許してから心も許せるようになるタイプ)
男女関係によるトラブルなどで女友だちを信用できなくなり、休み時間、放課後、学校行事、隙あらば彼氏と一緒にいた。
休日は親にバレないようにどちらかの家にお泊りし、気がつけば四六時中一緒だった。
自分の分身のように思い片時も離れたくなかった。
その彼氏は16歳から別れるまでの5年間、私の生を支えてくれた。
親より私を肯定して受け入れてくれた。
今思い返しても、彼がいなければ死んでいたかもとよく思う。
高校を卒業し、18歳で彼の家が営んでいた会社に入社し、そこで2年間働きお金を貯めた。
厳格な父が水商売など許すはずもないので、家を出て、ホステスになろうと思っていた。
漠然とお金が溜まったら家を出ようと思っていたのだが、父の浮気と借金が発覚し、もうこんな家にいたくない、と急ピッチで家を出る準備をし、20歳で家を出ることとなった。
お前が行くなら俺も行く、と彼氏と街の中心部で同棲を始めた。
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