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Photo by
take_kuroki
平熱と呼吸
冷え症の誰かは
温暖化の地球を
抱き締めました
同じ体温の地球
すごろくは
すぐにフリダシに戻る
もしくは後ろ向きに進む
君が何度か生まれ変わって
同じ人って形で
フリダシに戻ってきた
ボクはボクを
見つけてしまいました
とても近くにありました
お礼に
何か渡したいのだけれど
なにも持ってないんだよ
君は体温が低いので
分けてあげることにしました
何で四本足だったボクらが
二本足になったのか
きっと、きっとそうさ
君と並んで歩くためだよ
近寄れば
近寄るほど
見えなくなるものって何だ
見えてくるものって何だろ
なんだか
1人で生きてこれたのが
不思議だよ
きっと、きっと、
いま零れたのがボクで
想いで涙ってやつ
ボクの頬っぺを心を
いま拭ったのが君で
愛とゆーもの
やっと言葉って音を
脱ぎ捨てられるよ
ほらフリダシに戻った
ボクは誰でしょう
君は誰でしょう
同じ体温の二人
2008/01/30 (Wed)
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