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移住して初めて知った「夏の夜の音と香り」

移住したのが去年の秋だったので、少し肌寒くて窓を開けたりしてなかったので、五月を迎えて、昼間30℃という暑さの日になり、窓を開けたまま夜を迎えました。

 ふと窓辺に近づくと、何か音がします。

 虫の声とか蛙の鳴き声なのでしょうが、私が聞いたことのある虫の声は一匹単位で聞くので、コオロギが鳴いているとか分かるのですが、そういう秋の虫のようではなく、色んな虫や蛙の合唱のような音が波打っていて、それがなんとも心地よいのです。

 それに、草の香りなのでしょうか?なんとも清々しい香りがするのです。

 昼間はこんな音も香りもしないのですが、夜になると心地よい賑やかさで、少し感動しました。

 私は睡眠に結構敏感で、東京で暮らしている時は、音があると眠れませんでした。

 幸い住んでいた所は、広い道路より奥まったところで、曲がりづらいカーブがあったせいか車の通行も少なく、静かなところで、どちらかと言えば「シーン」と音のまったくないような夜を過ごしていました。

 時計のカチコチという音もダメでそういう時計は置かないので、本当に音の無い夜を過ごしていたのです。

 でも、移住してきて初めて窓を開けて夜を迎えたら、なんとも賑やかな事。

 それもちっとも嫌では無い音なのです。

 音にこんなに癒されるなんて。。。

 香りも清々しい。。。

 これは夏の音と香りなのかしら?

 真夏になったらどんなふうになるのかしら?

 初めての経験で楽しみです。

 もう少し暑くなったら、昼間には蝉も鳴くんでしょうね。

 ヒグラシの鳴き声とかも聞けるのでしょうか?

 昔、父の田舎で聞いたあの、カナカナという鳴き声も聞けるのでしょうか?

 もちろん、虫が多くいるということは良い事ばかりではありません。

 窓を開けるのも網戸は必須です。

 おそらく蛾とかも飛んでくると思います。

 田舎だからそれはしょうがありません。

 今日も昼間は暑いですが、窓を開けると心地よい風が通ります。

 今夜もあの夜のざわつきを聞けるのでしょうか。少し楽しみです。

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