見出し画像

面接時間の長短と、合否に関係はあるか?

面接時間が短いと、やっぱり駄目だったかなあと思い、長い時間かけて丁寧に聞いてくれたら、これは合格か?と思うことは多いですよね。
でも、実際は逆の結果だった、ということもあるのではないでしょうか。
今回は、面接時間の長短と合否に関係はあるか?ということについてお話ししていきましょう。

以前は確かに、時間が短いと不合格、長いと合格の可能性が高かったような気がします。私が新卒の時、落ちた面接は、ほとんど手ごたえなく、あっという間に終わりました。体感としては15分くらい。終わって地下鉄丸ノ内線に乗った時には、確実に落ちたなあ、と思っていました。

実は受かった方の面接については、何一つ覚えていません。ただ、15分ではなかったような気がします。それくらい落ちた方の印象は強かったですね。その日は土曜日で、会社の普通の入り口は閉まっていて、地下鉄の駅から直通で入れる通用口の階段の、一旦降りてから上がるところなんか、はっきりと覚えています。

翌年、自分が採用担当になり、面接をするようになった時は、合否に関係なく決まった時間で面接をしていました。これは、一日に面接する数が決まっていたため、ある意味しっかりとタイムマネジメントしていたからでしょう。

最近では、求職者も未来の顧客と捉え、満足度を上げるために、不合格の人にこそ時間をかけて丁寧に、という企業が増えてきました。これはネットの普及も大きく影響しています。
ネットが普及していない時代は、顧客満足度が低くても、その悪評が伝わる範囲が非常に小さかったので、いい加減な面接をしていると言われることを避けようという考えはありませんでした。

逆に、合格の人は割と短時間で面接が終わる傾向もあります。特に、3回以上の面接を経て最終の合否が決定する場合などは、どこかの段階で必要最小限の確認だけで終わらせ、次回以降の面接で時間をかけて確認するような場合もあります。
こんなに短時間で何がわかるんだ?という不満も、合格なら出にくいでしょう。

面接の最中に、合格や内定が告げられたり、次回の面接の予約をしてほしいと言われることもあります。
ただし、面接の枠や、内定の枠が決まっていたり、採用が終盤に近付いている時期であれば、その場で告げることはしにくいかもしれません。

私がどうしていたかと言えば、合格の場合はやはり短めに、不合格の場合は長めになっていました。ひとつには顧客満足度のため、ふたつ目は、何とかいいところを見つけようと思うから、三つ目には、自分の面接は不合格だとしても、なんとか他で活きるような情報提供をしたいから。まあ、三つめは大きなお世話なんですが。

結論:面接時間と合否には、ほとんど関係ない。
ちゃんと準備して、心残りなくお話しできるといいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?