アジカンのジャケットっぽいデザインをしたい。
みなさんこんにちは。KageMushaです。
突然ですが…
音楽って、良いですよね。
急になんだ?という感じですが、私は音楽がとても好きなんですよ。音楽を聴くことが趣味の一つといっても過言では無いと思います。私は様々なジャンルを聴いているのですが、その中でも… 邦ロック が上位にランクインしています。
やっぱ良いんですよ邦ロック。みなさんも好きですよね!?
邦ロックもかなり沢山のアーティストが居ますよね。まぁ私はほっとんど把握出来ていないのですが、その数あるバンドの中で私が一番好きなバンドが…
ASIAN KUNG-FU GENERATION
です!!
アジアンカンフージェネレーション、通称アジカンです。
アジカンが私、かなり好きなんです。自宅ではもちろんですが出先でもアジカンの曲を沢山聴いています。ユニークな歌唱スキルと鋭いシャウト、細やかで入り組んだ歌詞が良いんですよ。聴けば聴くほどどんどんアジカンの世界観にどっぷりとハマっていくような感覚がたまりません。
もっと語りたいのは山々なのですが、それはそれとして今回はそのアジカンのCDジャケットに関連した話をしたいんです。
アジカンのCDジャケットって毎回イラストになっているんですよね。まず、いくつかジャケットのイラストを紹介させてください。
めちゃめちゃ良くないですか?
このジャケットイラストの雰囲気がとてつもなく好きなんです。かなり全体的に入り組んでいるのですが、どれもひとつの絵として完璧にまとまっていますよね。細部を見つめると、同時に存在していることが本来有り得なかったりするものが描かれていて、まちがいさがしのようなワクワク感と情報量、存在のインパクトやサプライズ要素など数多くの楽しみがひとつの絵に満遍なく入り込んでいるんですよ!まさにデザインのよくばりセットですよ!これは!
このジャケットのイラストを担当されているのが、中村佑介さんです。アジカンのジャケットイラストは勿論のこと、「四畳半神話大系」や「夜は短し歩けよ乙女」などの書籍カバーや浅田飴のパッケージなどと数多くのデザインを手掛けていらっしゃるイラストレーターの方です!
私はこの中村佑介さんが繰り広げる世界観を見て、あろうことか、ひとつ突飛なことを思いついてしまったのです。
こんなデザインが出来たらなぁ…と
たった今、みなさんの気持ちを代弁させていただきました。
そうです。どこの馬の骨とも知れない一般人が何を言うかということですよね笑
もちろん、みなさんのお気持ちはもちろん理解していますが…
あまりにも中村佑介さんのデザインが好きすぎるので…やらせてください…
ということで、今回はアジカンのジャケットっぽいデザインを 失礼のないよう! 全力で!
させていただきます!
絵の特徴を知る
まずは絵の特徴を知らなければ、あの世界観に寄せることは出来ない気がするのでひとまず絵に含まれる情報を分析します。
1.人が居る
ジャケットイラストを見ると、どれも絵に人が描かれているように思えます。アジカンのメンバーか女性が大体のっていますね。
2.動物が居る
どうやら動物もレギュラーのようです。牛や鳥、シマウマがよくラインナップしているようですね笑 動物達がいるとワチャワチャ感が生まれて自然と楽しくなります。シングルのアフターダークではがっつりニワトリが居ました。
3.建物などの人工物がある
道路標識や信号機、ビル群など建物が背景によく描いてあるのが分かります。建物でなければ、ギターやピアノなどの楽器類がありますね。サーフブンガクカマクラ完全版では江ノ電が走ってましたね。
4.単色塗り
色の塗り方ですが、単色塗りが採用されているのかなと感じました。塗りに影がつけられていないのでパキッとしていて線画の細さとディテールを最大限引き出しているように思えます。仮にこのスタイルの絵に影をつけたすと全体の情報量が増えすぎてしまって圧迫感を生んでしまうのかなと思いました。それら全てのバランスが整ってこれらの絵が描かれていると思うと鳥肌が止まりません…
5.描き込み
やはり描き込みはかなり重要な気がします。ひとつのスペースにどれだけ詰め込めるかということも鍵になるのでしょうか。
何を描くか決める
一通り絵の特徴は把握出来た気がします。それでは次に、今回作っていく絵にどんなものを詰め込むか考える必要があります。
題材
題材はシンプルにしてみます。あまり複雑だと行き詰まってしまいそうな気がするので。そうですねぇ… どうせなら自分が好きな物にしたいですね。
絵 とかいいかもしれません。
創作だし、絵を描くことは趣味なのでやりやすそうです。
絵が題材であれば、絵の中には画家とかイラストレーターとか美術部っぽい人が居るはずですよね。
個人的にセーラー服を描きたいと思っているので今回は美術部員にしてみます。
それと、私は腕章とか好きなので美術部員の人には風紀委員だという設定を付け足します。
動物も描いてみたいですね。動物なら最近すこしハマってる動物が居るんですよね。
それは…
キツネザルです!
この前、動物と触れ合えるお店でワオキツネザルとじゃれあってきたのですが…
めちゃめちゃ可愛かったです。
これでもかというくらいに背中に飛び乗ってきたので驚きましたが、毛がモフモフしていました。
ということで今回、動物枠にはワオキツネザルを採用します!
あとは、そうですね。直立してる熊とかもシルエットとして使えそうなので熊も採用します。
さて、人と動物は揃いましたね。これらを配置する場所は学校っぽい雰囲気の場所でよさそうな気がするので、椅子とかも描き加えましょう。
美術部という設定もあるのでイーゼル(キャンバスを立てかける柱みたいなのをそう呼ぶらしいです。私は最近知りました。)とかキャンバスとかも増やしますか。
そんなこんなで色々と要素を増やしまくります。
ふと思ったのですが、中村佑介さんのイラストってキャラクターや広いスペースなどに和柄やポップな模様を重ねていることが多いんですよね。
他にも和風テイストの雲や、富嶽三十六景?みたいな波とか。
私もその雰囲気を作りたいので、いくつか模様を入れるようにしてみます。
実際に描いてみる。
はい。では色々と準備は整ったので描きます。
…そして出来上がったものがこちらです。
工程を描写すると長くなってしまうのでもう早速線画見せますね。
こんな感じ。
全体のワチャワチャ感は出せたかなぁと思います。細部の描き込みもかなり意識はしてみました。窓の外にある建物や電柱、背景に敷き詰めてある和風の波など、とにかくそれっぽくなるように頑張ってみました。
クリアファイルの模様というイメージでレイアウトを考えました。
なにか動作のワンシーンを切り取ったものとして作るのも楽しいかなとは思いましたが、今回はあえてクリアファイルという平面的な印象に寄せてみました。
それと…意外にもワオキツネザル、描くのが難しいです笑
美術部員が居るので美術の筆とか学校によくある金属のバケツも描いてみました。イーゼルは正直正しく描けているか分かりません。あれを使ったこと一度もなくて色々と複雑で大変でした。
さてさて、線画が出来上がったのでいよいよ塗りですね。
こちらも勿体ぶらずに完成品を見せますね。
わりとそれっぽくないですか?!
かなり個人的には満足のいく作品になりました。
色合いは四畳半タイムマシンブルースの表紙イラストを意識して塗ってみました。青緑系を散りばめたイメージです。
独特な平面的な質感をいい感じに出せたかなと思っています。和柄も主張しすぎていないのでちょうどよかったです。
画面端のワオキツネザルもいいコントラストになってますよね。
当然、中村佑介さんの絵には足元にも及びませんが世界観を作り上げる楽しさは実感できたので非常に良かったかなぁと思います。
一応こちらはCDジャケットという体で作ったのでどうせならアルバム名を付けたいですね。厚かましいことではありますが笑
題材が絵だったので絵に関する言葉にしますか。
アートワークス
とかどうでしょう?
アルバムっぽくなりました!タイトルいれると作品らしさが出る気がします。
最後に
ジャケット風イラスト、描いていてとても楽しかったです。普段はこういうことしないので新鮮でした。ひとつのテーマに沿って作品作りをするのはかなりワクワクしました。
また何か思いついたらやってみたいと思います。
ではまた。
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