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「大粒のブドウはなぜ高いのか?」を実体験から考えた

3年前,ホームセンターHでブドウの苗を買った。2,000円くらいだったと思う。太さ数ミリ・高さ1mほどで,少しの風で折れてしまいそうな感じ。

今はそれが上の写真のように太さ数cm・横幅5mほどになり,30房以上の実をつけている。

ブドウを育てるのは初めてだったので,ネットの記事を見ながら肥料をやり,枝の剪定せんてい誘引ゆういんもやってみた。

実をつけた後は芽欠めかきや摘果てきか作業もやった。栽培農家だと農薬散布のほか,種なしにするための薬剤処理や病害虫予防の袋掛け作業が必要になる。最後に,収穫や出荷作業もある。

これらの作業(全部ではないけれど)をやってみて分かったことがある。

ブドウは手のかかる労働集約型の作物だということ。一房あたりのトータルの作業時間は少なくとも20~30分くらいだと思う。生産者の人件費だけで500円ほどのコストになる。シャインマスカットや巨峰などが一房1,000円以上になるのも無理はない。

今頃,こんな当たり前の事に気づくとは。これまでボーッと生きてきた自分が恥ずかしい,,




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