嫌われ者のカメムシ（幼き友との再会）6

嫌われ者のカメムシ（幼き友との再会）5は
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主に登場する動物、人物
・からだが真っ白のカメムシ「シロ」
・人間の女性１７歳「ココミちゃん」

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興奮と好奇心で胸が高鳴る中、ココちゃんは自宅に戻り、夜遅くまで不老不死の昆虫や地球外生物についてインターネットで熱心に調査しました。

「なるほど、不老不死の昆虫や地球外生物に関する情報が結構あるんだ。」

ココちゃんが画面を見つめながら小さな興奮の声を漏らします。

その中でココちゃんは、１匹の白い蟻が何十年も生きているという情報に出会いました。

「これってすごいことじゃない！」

不思議な力を持つ生物についての情報が次第にココちゃんの中でパズルのように組み立てられていきます。

「もしかしたら、あの白い蟻も似たような力を持っているのかもしれない。」

ココちゃんは考え込みます。

しかし、同時にココちゃんは、その力がどのようにして与えられたのかにも興味を抱きます。

深夜まで情報収集に励んだココちゃんは、白い蟻が沖縄県に生息していることを突き止めました。

翌日ココちゃんはシロがいる森へいきました。

「シロ、すごいことを見つけたんだ！」

興奮冷めやらぬココちゃんは、シロに報告します。

「シロと同じような白い蟻が沖縄にいるんだって。」

シロは微笑みながら、興味津々のココちゃんに答えます。

「それってすごいね。でも、実はボクには仲間がいるんだよ。」

シロが言うと、ココちゃんは驚きの表情を浮かべます。

「本当に？どれくらいの仲間がいるの？」

ココちゃんが尋ねると、シロは少しだけ事実を伝えました。

「実は…同じ宿命を背負った仲間が、私を含めて１１匹いるんだ。」

シロが深い森の奥底に隠された宿命について、少しだけ秘密の扉を開けた瞬間でした。