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ひとり飲み会❻「真夜中の底で君を待つ」川崎バーミヤン溝の口駅前店

こんにちは😃ほわスタです。

高校受験専門相談カウンセリングルーム開業準備中
現在は教育関係の仕事をしています。

今回、ひとり飲み会で紹介する本📗は、
「真夜中の底で君を待つ」幻冬者文庫/汐見夏衛

初めての小説です。

文庫の裏表紙

今回のテーマは、「自分の中のもやもやした思いを、言葉にしてみる」です。


紹介するお店は、川崎 「バーミヤン 溝の口駅前店」さんです。コスパ最強のファミレス飲みです。

完全な一人飲みです。
誰とも話すことがないので、ゆっくり「読書」をしたり、「Audible」で小説やポットキャストを聴いたりします。

その時に、印象に残った小説を合わせて紹介します。

まずは、バーミヤンの最強ボトルキープ!!


ボトルキープ6ヶ月 黒霧島900m L  1650円(税込)


私は、最近ネットニュースで、バーミヤンで焼酎のボトルキープができることを偶然知りました。
その内容にびっくり!
まず、値段!
「黒霧島」または900m L、または「いいちこ」720m L 税込み1650円!有効期限は6ヶ月!
(一般の居酒屋さんの半額以下)
さらに、水、お湯と氷代は無料!
(一般の居酒屋さんでは有料、氷は400円くらい)


さらに、焼酎ボトルキープ&おつまみセットというお得なセットもあります。

税込み2178円!!

本格焼餃子6個+海老のチリソース OR 本格焼餃子6個+おつまみ棒々鶏

本格焼餃子6個+海老のチリソース

この他にも、晩酌セット550円(税込み)もお得です!

ちょい飲みに最高!!

私は、仕事で子どもたちと毎日たくさんの話をします。

子どもたちは、自分の悩みや心の中を「言語化」することを得意としていません。(おそらく大人でも)
自分のことでさえ表現することは難しい。ましてや、他者の心の中を理解することはもっと難しい。

どうすれば、子どもたちに「自分の中のもやもやした思いや悩みを、言葉に変えて周りの人に伝えることができるのか?自分に何ができるのか?

そんなことを最近考えていました。

そんな時に読んでいた小説の中に印象に残る文章があったのです。

その小説は、
「真夜中の底で君を待つ」幻冬者文庫/汐見夏衛 

自分の中のもやもやした思いを、言葉にしてみるんです。そうすると、もやもやが形になる。ぼんやり広がっていたものが少し小さく固まって、そのぶん頭がすっきりして、気持ちが落ち着いてきて、見える景色が広がるんです。そうしたら、今まで全く気づかなかった解決策が見えてくることもあります」
〜中略〜
「なかなかうまく説明できなくて、すみません・・・・。そうだな、たとえるなら、夜の闇の中に何か怖いものがいるとする。何かがいるのは分かるけど、どんな姿なのかは見えないし、どこにいるのかもはっきりしない。すごく嫌だし不気味ですよね。でも、その何かにライトを当てて、姿が見えるようになったら、逃げるなりやっつけるなりできるでしょう」
〜中略〜
悩み事というのは、よく分からないままで心に溜め込んでいるのが、いちばん良くないんじゃないかと、僕は勝手に思っています。だから、言葉にして、形を与えて、見えやすく、とらえやすくするんです。誰かに話す必要は必ずしもありません。自分の中で言語化するだけでも、随分違うはずです。形のない正体不明のものよりは、形あるもの、はっきり姿が見えるもののほうが、対処しやすいからです」

「真夜中の底で君を待つ」幻冬者文庫/汐見夏衛P144〜145


そうだ!
まずは下手くそでも良いから「自分のもやもや」を言葉にしようとすることが大切なんだ!
どうしても上手に言葉にしなくてはと無意識に思ってしまうことが問題なんだ。
もしかしたら、私は子どもたちに「心な中の悩みやもやもや」を上手に表現するように求めていたのかも知れない。
下手くそで良いんだ。
私ができることは、子どもと一緒に「子どもの心のもやもや」をゆっくりと焦らずに言葉にしていく援助をしていくことかも知れない。


「・・でも、さらささんの内側には、たくさんの言葉が詰まっていますよね」
〜中略〜
「気持ちを言葉にするって簡単じゃないですよね。でも、『言葉の力』と言うものがあると思うんです」
〜中略〜
「自分の感情を的確に表現したり、それを相手にちゃんと伝えたりする力、と言えばいいいでしょうか」
「たとえば『なんかもやもやする』では、自分を悩ませているものを形にすることができません。相手に気持ちを分かってもらうこともできません。そうすると、自分の気持ちとは違う解釈をされて、全く望んでいないことをされたり言われたりしてしまうかもしれない。だから、なるべく自分の思いを正確に言語化できるように、本を読んだり映画を観たり人と話したりして、たくさんの言葉を浴びて、たくさんの言葉を覚える必要があるんだと、僕は思っています」
〜中略〜
「言葉は鎧です」
「自分を傷つけたり苦しめたりするものから、自分の心を守るための鎧です。言葉の鎧を身につけると、人は強くなれます」
「更紗さんは若いですから、その鎧はきっとまだ脆くて弱い。うまく言葉にできないことを飲み込んでしまって相手に気持ちを伝えられなかったり、誰かの言葉に深く傷ついたりすることも、たくさんあるでしょう」
「でも、あなたはあなたの鎧を、これからいくらでも鍛えることができます」
言葉は、誰かを傷つける武器になってしまうことがある。でも、自分の心を守る鎧にもなる。時には誰かを守ることができる盾にもなる」

「真夜中の底で君を待つ」幻冬者文庫/汐見夏衛P153〜155

「言葉の力」について深く考えるようになりました。

私は、「言葉は、子どもたちと『共感する』ための橋にもなる」と付け加えたい!

この「橋」は、子どもたちと共に作り上げていくものであると思っています。


『これからも、子どもたちとたくさんの言葉の橋をかけていきたいです。』