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Amazonベストセラー1位「今日、誰のために生きる?」と「アドラー心理学」との共通点!

こんにちは😃ほわスタです。中学校で理科を教えています。

今回は、Amazonベストセラー1位「今日、誰のために生きる?」と「アドラー心理学」との比較をします。この二つには、幾つもの共通点があります。


「今日、誰のために生きる?」アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語/廣済堂出版/ひすいこたろう✖︎SHOGEN

Amazonベストセラー1位

「アドラー流一瞬で心をひらく聴き方」/かんき出版/岩井俊憲 著

岩井俊憲さんは、アドラー心理学カウンセリング指導者です。

共通点①「幸せがずっと続く」

アドラー心理学の目標は、「共同体感覚」です。

「共同体感覚」とは、

「自分には居場所がある」
「人は信頼できる存在だ」
「自分は役に立っている」
 と思われる場で生きている感覚と岩井さんは述べています。

つまり、「幸せがずっと続く感覚」です。

「今日、誰のために生きる?」のテーマも、「ずっと幸せであり続けること」なのです。

共通点②「相手に勇気を与える」

11 「私は、あなたのことを信じている」

 ブンジュ村の人々は、いつでも前向きな言葉をかけ合っています。
 「あなたのことを、信じてる」

 この言葉は、まるで村の合言葉のように使われています。
 〜中略〜
 「人の背中を一番押してくれるのは『信じてる』って言葉だよ。
 だからショーゲンも、背中を押してあげたい人がいたら、
 『信じている』って言葉をかけてあげてね」

 そう村長に言われました。
 みんなが信じてくれると、僕も次第に画家になれるって思えてくるんです。

「今日、誰のために生きる?」P56〜57

勇気づけ
 アドラー心理学は「勇気づけの心理学」とも言われています。勇気づけとは、「困難を克服する活力を与えること」です。勇気づけの習慣があれば、さまざまな問題に直面しても、自分自身で乗り越えていける力を培うことができます。

勇気づけとは・・・・
1 困難を克服する活力を与えること。
2 褒めることでも、激励することでもない。
3 元気な人をより元気にするだけではなく、落ち込んでいる人や、うつ状態の人を力づけることもできる。
4 自分自身を力づけることもできる。
5 「尊敬」「信頼」「共感」をベースに、人との関係を築いていく。 

勇気づけに必要な3つの態度
 勇気づけに必要な態度・姿勢は3つあります。
 相手に寄り添い「共感」する姿勢、
 相手がどのように振る舞っても、相手の背後にある善意を見つけ続ける「信頼」の姿勢、
 上下関係ではなく、無条件に相手を敬い、礼節をもって接する「尊敬」の姿勢。

「アドラー流一瞬で心をひらく聴き方」/かんき出版/岩井俊憲 P24〜28

共通点③「失敗を許容すること」

12 失敗した人は「人間らしいね。かわいいね」

〜中略〜
「失敗しても誰も責めないわよ。だから子どもの前で、失敗を隠すのはやめてね。失敗する大人を見るから、子どもは安心して未来が描けるんじゃない?」

 日本では、失敗しないように大人はみんな頑張っています。でも、この村は違います。
 大人が失敗するのを見せることで、子どもはできないことは恥ずかしいことじゃないとわかり、失敗を恐れない子供になると考えるのです。
〜中略〜
 「この村の大人は、『人間らしいね、かわいいね』って言ってあげるんだ。
生きていく上で一番大切なのは、人間らしさ。
 年を重ねれば重ねるほど、完璧になっていくんじゃないんだよ。
人は、年を重ねれば重ねるほど、人間らしくなっていくんだ」

「今日、誰のために生きる?」P60〜62

勇気づけの5つの技術
1 感謝を表明すること
 相手に対して感謝できる要素を見つけ、言葉や態度にして表す。
2 ヨイ出しをすること
 相手のよい面に注目するクセをつけて伝える
3 聴き上手に徹すること
 自分が主役になって話すのではなく、相手を主役にして、聴き役に徹する。
4 相手の進歩・成長を認めること
 相手の行動のプロセスに注目し、進歩している点、成長している点を細やかに伝える。
5 失敗を許容すること
 相手が失敗しても、責めるのではなく、あたたかく受容する。

「アドラー流一瞬で心をひらく聴き方」/かんき出版/岩井俊憲 P29

他にも共通点はあります。

 例えば、「今日、誰のために生きる?」の中にある「自分らしく生きる覚悟」や「自分が自分の一番のファン」にも「アドラー心理学」との共通点を感じました。

ブンジュ村の人々はみんなで「アドラー心理学」を実践しているのではないかと思いました。

みなさんはどう感じましたか?
「今日、誰のために生きる?」を読んでから「アドラー心理学」の入門書なども読んでみて欲しいです。

「アドラー心理学」大好きなほわスタでした。最後まで読んでいただきありがとうございます。