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正午の茶事② と 初Canva

いろいろ試してみたくなるのが人情・・・Note画像のとこに出てくるCanvaという機能?アプリ?を初めて使いつつ描いてみたのがこの画像です。落書き。とりあえずなんか機能あったらやってみる!笑

で、正午の茶事の続きです。

待合せして寄付・待合へ

読めませんよね呪文ですか。とりあえず茶事の始まる定刻前15分には全員が揃っていて「待合(まちあい)」という場所に入れるようにしておく、遅刻厳禁! 
今回はいつもご指導いただいたいている講師の先生がお正客(メインゲスト)なので、連れの皆様(弟子・生徒の立場)に相当早めに集まるようご指示あり。ほぼ初心者だらけなのでご心配ですよね、そりゃ。着物だって髪型だって慣れてない人の方が多い回だったので。

でまず寄付(よりつき)という場所で荷物まとめたり準備をして、揃って待合というお部屋へ移動。
そこででてくる汲み出しというお湯とか桜湯とかがあるんですが、ここでもお軸やお湯沸かす鉄瓶もこれまたすごいものが使われてました。詳しくは言えませんが。ラッキーとか、こんなすごいの使ってくださるんだ!と。

ざっくりその後 席入り(入室)→初炭点前→懐石→中立ち(休憩?)→濃茶→薄茶 これでおしまい ここまで約4時間

もーいつものことながら詳しくはググって下さいor本を読んで下さいな。
流儀によって違うと思うし。とても私じゃ説明できません。ちなみに私は裏千家。
とりあえず蹲(つくばい)で手や口を清めて・・・とこの音だけ聞くと、鬼滅の刃の下弦パワハラ会議の無惨様を思い出しますね・・・「頭を垂れて、蹲え、平伏せよ/こうべをたれて つくばえ へいふくせよ」
とととと、話がずれた。
とはいえ、ほんと狭い躙口(にじりぐち)なので頭を垂れないと入れない茶室に入室。床や点前座他拝見して定座に着席、と簡単に書いてますが初心者はあわわ、あってる?とドキドキしながら前の人のマネしてしのいでました。
予習してても全然本番じゃうまくできなーい。で順番どおりに進んでなんとか最後まで粗相なく進みました。

多少無理してでも参加して良かった!

実は、時期的にプライベートでお稽古も休むほど慌ただしかったのでむっちゃ悩んだのですが、結果無理してでも参加させていただいてよかったです。
この「〜させていただいて」あたりが所謂「道」系のお稽古、お茶っぽいですよね・・・笑
職場も世の流れも平等・公平・多様性とかなりフラットな感じ方向性に向いているので、常に私がお茶とのギャップに悩んでいる部分です。まぁ、慣れましたけど。そしてようやく少しずつ理解もできつつあるところ。
お茶も究極の茶人さんの境地の人なら、実はとてもフラットな世界のでは?となんとなく感じることができるようになってきてたり。あ、小見出しとずれたので次にあらためて。

初お茶事参加で感じたこと

お茶事に「参加」、という言葉自体ツッコまれそうです。ほんとはなんて言うのだろう。どなたか教えて〜、です。

まー、初めての本格的な茶事の体験が、先生のお祝い事のお茶事で素晴らしい体験になって良かったです。おっかなびっくりでも、せっかくお声がけいただいたなら貴重な体験と思って参加してみる、はありですね。実際、本格的な茶人さんでもない限り貴重な体験ですし。

わりと大きな社中(社中=主催の先生の弟子・同門とかその会?のこと)に属しているので、滅多に主催の先生のお点前拝見することも、ましてや先生のお茶事に招かれるなんてことはないのです。
先生の心遣いから趣向、お点前の美しさ、美意識全てを感じることができて感動しました。ありきたりな表現しかできない語彙力のなさが残念・・・。

この後も社中数回に分けてお茶事をされるということなので、会記をここに書くわけにはいかないのですが。
ざっくり。
戦国時代や利休さん時代のモノも使用され、さらにその茶碗で飲めたり全員手にとって触って拝見させてくださり、先生も思いきってくださったことよ、とびっくり仰天です。内心ドキドキだったのでは、と思いつつそこはおくびにも出さず笑 
強調しますが、初心者が多い回だったんですよ!微妙な立ち位置初中級の私は、ヤッバ、何かあったら大変、と少しは凄すぎるモノが出てるとわかるだけにガクブル。歴史好きだしね。そっち方面の人も多分、お茶してなくてもこれヤバッ!は分かるはず。

とはいえ、先生曰く、美術館博物館で展示されるのではなく、弟子sにこそ触らせてやりたい、とこの度、出して下さいました。もうここは素直に、敬語になりますよ。上っ面でなくて心の底から、その心意気に感服です。他にも時代が下っても有名所がでてきたり。当然、お道具組の調和やエピソードも考えられて。
そのお道具が素晴らしいというのが言いたいのではなくて、その実はすごいというモノを、単にご自身の道具組の一つとして、ふさわしいから使うということ+弟子達にこそ良いものに触れさせてやりたい、というお心になんだか、「お茶」というものを感じました。
茶人さんてすごいー。

どーでもいいかもしれませんが、先生がお茶点てるのに振っている手が高速すぎてすごかったことも忘れられません。もちろんお手もお綺麗なのにも関わらず。経験値???

プライベートで凹みそうになって(実際その後凹んだ)ましたが、お祝いごとでもあり気分が上がりました。