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(続き)備忘2023年12月24日 クリスマスの茶事

🎄クリスマスの茶事🎅 覚え書き ②

中立ち  -外で待ちます-

(続き)先程までが初座という前半部分。ここで休憩がてら?というと怒られるかな、一旦外に出て、後座(ここでメインの濃茶、初めて抹茶がでる)が整うまで待ちます。足も伸ばせてちょっとうれしい。
外は先程の室内と打って変わって良い天気、まだ昼だったことを思い出しました。で、寒ぅっ!しばらく待ってると冬の寒さが身にしみました。着物の中にカイロ仕込んでてよかったーそれでも寒い。
後座が整ったことを知らせる銅鑼の音、これがとても良い音でした。後で先生もこれだけは(もちろんご謙遜)得意なんです、とおっしゃってました。
いや~日本文化ってとってもハイコンテクスト、とあらためて思います。

後座 

濃茶

またまた蹲で手口清めてにじり口から中へ。とっても寒~い外から入ると、たった一つの炉(炭ですよ?そこそこ広い部屋)の暖かさが身に沁みました。蝋燭の火も一役買ってたのかな。とにかく温かいのが嬉しかったし、エアコンなしでもここまで温かいのかと、火の力に感動。
後座ではお床が、掛け軸から茶花に変わります。普通は竹の花入などなんでしょうけど、今回はクリスマスなのでダチョウの卵の花入れ。ここでもイエス生誕つながりで卵。花は水仙と何か(忘れた)←先生ごめんなさい。
茶事のメイン、濃茶が始まります。先生、けっこう大柄な男性なのにとてもお綺麗にあの狭い点前座に収まり流れるような美しいお点前。プロは年季も経験も余裕も何もかも違います。和やかでも厳かなピリッとした空気感。この慣れ合い感がないのが好き。

12名なので、3名ずつでと濃茶を練ってくれました。濃茶は廻し飲みです。コロナ禍中は廻し飲みではなかったです。自分も入門当初は廻しのみ苦手でした。小学生時代から水筒・缶・ペットボトル廻しのみ嫌いで断ってましたもん。潔癖ぎみの人にはなかなか大きな関門。そんな自分もなぜか続けてる茶道。
話がそれました。

お茶碗は計四つ。お正客には、濃茶は楽焼きが多い中、今回はあえて大樋の黒だったかな。古袱紗もそれぞれ添えられており、茶碗・古袱紗全て触れられるように拝見に回してくださいました。古袱紗もそれぞれ趣あり。キラキラの金糸のものから、更紗っぽいもの、エルメスのシルクを加工して作られた小袱紗など。茶碗に合わせ添えてくださいました。この辺、初心者・クリスマス向けで先生の遊び要素多く楽しかったです。もちろん濃茶も美味しかった〜。

薄茶

濃茶の次は薄茶、お茶やってない人がイメージする泡立ったサラッとした飲み物です。
通常はそのまま薄茶も同じ席・場所で行うのですが、今回、初心者多し+足つらい人もいた+クリスマスの趣向でもあり座を変えて別室に移動しました。立礼(りゅうれい)!椅子の席が待っていました。正直とても嬉しい!自分も正座が辛くなってきてたので。お心遣いですねぇ。
別室で薄茶は、先生も初の試みとのこと。

イエス誕生の馬小屋をイメージして、とのこと。馬関係の飾りもあったような・・・ おい!、ですね。うぅ思い出せない。記録は即しないとアカン(二回目) 当日ですら全部覚えているわけではないもんね。

蝋燭から今度は普通の電気の明かりになって、軽やかな雰囲気に。皆様も珍しさとホッとした感じも相まって場も温かく。各自にそれぞれ現代作家さんのお茶碗で美味しいお薄を出していただきました。お菓子も素敵なお干菓子。水色のクリスマスツリー型と白青の雪の結晶干菓子。とても相応しく、シャリシャリ、ふんわり、美味しかったです。(おぅ、語彙不足っ)
半東してくださった奥様先生のお着物はいつも素敵ですが、今回の帯も後々伺ったところ古代エジプトの神様モチーフで輝く太陽のような素敵な帯でした。
ご亭主の先生曰く、現代作家さんも応援してやらないとねー、とのこと。
利休さんだって当時では新たな価値観つくっていったんですもんね。
中の一つが電灯に当てると光る石を使ったお茶碗ですごく面白かったです。今後はこういうのが新しい茶を作るかも、という先生のお好み。

各自のお礼〜退出

お茶を飲み終わり最後、各自お茶事のお礼を述べていきました。こういう時に気の利いたお礼・感想言えるようになるといいのになぁ。やっぱり勉強とか知識も経験も大事ですね。

最後、また濃茶の席を通ってにじり口から出てご亭主お見送り、で無事お開きとなりました。外はやっぱり明るかった笑 時差というか映画館から出たときのような変な感覚も味わえたですよ。

まとめ と 書いてみた感想

回数って大事かも

茶事も茶会も参加してなんぼですわ。回数、経験して慣れていくものですね。いろんなお道具やご趣向も、参加して触れたり、感じたり、そこから広がって調べたりして世界が広がり深まっていくのだなぁ、と実感しました。

noteにしてみた感想

今回、記録としてnote書いてみたところ、実際に書いてみることで、わぁ、まとめるのって大変〜、記憶って曖昧、けど書くために意外と思い出すものだわ、と思いました。

一貫性のない文になってるのも認識してます。自分の記録なのか、誰かに向けてのことなのか視点が変わる変わる。まぁ、とりあえず記録に残したことで今回は良しとしよう。残さないよりましという志の低さ、いや、書いた自分を行動したってことで認めてやります。章立てとか試行錯誤がありありとわかる本記事。
もし読んでくださった方いたら、乱文にお付き合いくださいありがとうございました。