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「帰っていいよ」って何て言えばいいのかGoogle翻訳に聞きたい

新人さんが、風邪をひきました。
なんだか、しんどそうです。
心なしか顔色も悪いような。

まだ入社2か月ちょっとしか経っていないので、新人さんは当たり前のことながら仕事量も少ないし、今のところ大枠ではわたしの仕事しかお願いしていないので、不在時にはわたしが代わりに対応することが容易です。

だから体調が悪いなら帰って、一刻も早く休んでほしい。
ウィルスが飛ぶからとかじゃなくて、そんな、無理してまで仕事をする必要がないからです。

新人さんにはまだ、有給休暇が付与されていません。
でも早退ならいけるはず。
幾日か早退しても、欠勤扱いになって給料減らされたりしないはず。

と思い上司にもこっそり相談して、よし、今日は早退してもらおうということになりました。

いざ本人に言います。

「あのー。体調悪そうなので、
 帰ってもらってもいいですよ。」

え、言い方キツい?

「どうしても今日片付ける必要の無い仕事は
 明日に回せばいいし。」

え、なんか、怖い?

「無理することないですよ。
 わたし、代理対応できるので。」

え、なんか…上からっぽい?

案の定、すべてのわたしの言葉に
「大丈夫です」
と返されてしまいました。

3回目の「大丈夫です」のあと
「そっか。
 大丈夫ならいいけど
 無理しないでくださいね。」

という撃沈コメントをいたしました。

きっと、大丈夫じゃなくても「大丈夫です」って言うだろうなと予測していたので、ちょっと頑張って畳みかけてみたのですが、ダメでした。
帰ってくれなかった。

そっかー
そうだよなー

でもまあ、わたしから見たら具合悪そうに思えたけど、実はそうでもないのかもしれないし。

本人に頑張りたい気持ちがあるのかもしれないし。

わたしの気持ちをまったく飾らずにそのまま言うならば

「あなたがいなくても仕事は問題なく回るから
 こちらのことはまったく気にせずに
 今すぐ家に帰って早く寝て。」

なんですが、それだと甚大な誤解を招く恐れがある為、出来うる限りオブラートに包んだつもりでしたが、なんか失敗した感が否めません。

新人さんは優秀な人なので、これから弊部署の大きな戦力になっていくだろうことは想像に難くない、けれども今はまだその時期ではないから、本当にお気遣いなく帰ってほしかった。

どうすれば気持ちよく帰ってくれたのか。

Google翻訳は英語にはしてくれるけど、新人さんに優しい文章に変換してはくれません。

AIさんに聞けばいいのかしら。
なんか、卒論とかもいい感じにまとめてくれるらしいし。

でもなんか、そういうときにAIさんに頼る気持ちに、まだなれません。

スポーツを観るにつけ、もうみんなAI審判でいいんじゃね?疑惑の判定とか抗議とか面倒くさいし、AIに買収とか忖度とか無いじゃん。
と思っているのに、自分は使うことに抵抗があるという矛盾。

新人教育の険しい道は、まだまだ続きそうです。

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