オタクへの憧憬①
わたしは驚愕した。
他部署の方が、毎年の受験者の中でほんの数%しか受からない試験に合格したという報を受けたのです。
元々優秀な方で、今までも様々な難関資格を取っているので、その時点では大して驚きませんでした。
へーすごいですね。さすがですね。
転職でもするんですか?と尋ねたところ、
「今後、社長がその分野で会社を伸ばして行きたいと考えられたときに、お役に立ちたかったから」
という答えが返ってきた(まっすぐな瞳で)ことに驚愕したのです。
ええええええ
愛社精神がやばい!
所属しているわたしが言うのもなんですが、
そんな、愛社精神発揮するような会社じゃないんですよ(おい)。
社長が、嵐が来る予報の前日に
「明日は台風の予報が入っているから迂回ルートを事前に確認し、いつもより早く家を出るなど対策を考えておくように。」
と言い放った会社ですよ。
国が緊急事態宣言を出したから渋々テレワークの環境を整えたけど、解除したらあっさりやめて
「どうせ家で仕事したらサボるんだから」
とか言いやがった会社ですよ。
他にも諸々エピソードが。
社員の健康と安全なんてこれっぽっちも考えてない、社員をただの駒としか見ていない(としか思えない)会社に、なぜ愛社精神を持てるのか…?
ここでハタと、人って、
国とか、地元とか、スポーツのチームとか、学校とか会社とか、
そういうものにすごく愛着(悪く言うと執着)を持つ人と、
ほとんど持たない人の2種類に分かれるな、と思い至りました。
ちなみにわたしは、執着少なめタイプです。
日本は好きだけど、吐き気がするほど嫌いな部分もあるし、
地元も嫌いじゃないけど、全然抵抗なく離れられるし、
応援するチームも無いし、
出身校や会社にそこまで思い入れもない。
これって生まれつきの性質なのでしょうね。
わたしが今から愛着や執着をすごく持つ人になることは出来ない。
推しがいたら、人生もっと楽しくなりそうなんだけど。
と思ったところで、芋づる式に苦い記憶を思い出しましたが、長くなりそうなので今日はこの辺で。
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