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福桜
2022年12月26日 18:34
蒸し暑い夏。発情した蝉の鳴き声に眠りを妨げられる。「おはよう。」今日も誰もいない部屋でポツリと咲いた花に声をかける。ある意味で意味の無いルーティーン。時代遅れのクールビズのない会社に入ってしまった僕は蒸し暑さを無視してスーツに身を包む玄関に行き、ドアノブを持ち、開く時いつも思い出す。"帰ってきたら私いないから。"♢♢♢『○○さんは相変わらず辛気臭い顔してますね。