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わたし自身


#自分で選んでよかったこと

私は、軽度知的障害がある。だけど、それは33才の時に、判明した。だから、33年間は、普通である事を、強いられてきたと、障害が発覚した時は思って、恨んだ。けど、私の人生、それで良かったって、今なら思える。多分、この世に産まれる前から、この道筋は決まっていて、私は本能的に今の人生を選んでよかったと思える。
簡単に良かったというけれど、33年間、私は普通のわたしで、常に200%の力を出してきた。普通学級の勉強や体育、交友関係など。特に、勉強に関しては、並々ならぬ努力をしてきた。教科書📕常に丸暗記し、部屋の中やトイレまで暗記項目を貼って覚えたし。塾や家庭教師まで付けてもらった。試験前は、一日中勉強した。これで、どうにかなっていたが、算数だけは駄目だった。いつも、赤点すれすれ。公式をどんなに覚えても、それが応用力になればなるほど、私の頭の中は、真っ黒状態である。この点に関してだけは、もう少し早く障害に気付くべきだったのでないかと思うが。
後は、交友関係だが、友達には恵まれた。はっきりいって、紆余曲折はあったが、今もその頃の友達がいるのは幸せな事だと思う。母親の絶対的な支援もあり、大学、就職まで経験できた事も幸せだったと思える。苦しい事も、あったが、母親が亡くなって、33才で一旦、普通から、障害があるというステージに移っただけで、私自身であり続けた事は、後悔してない。

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