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記憶

思い出たちを巡ったら君に会えるだろうか?
そんなことを考えながら過ごす今。

初めて出会ったあの公園のベンチ、手を繋いで歩いたあの道、語り合ったあの夜。
もうすれ違うこともない。もう一度出会ったら話しかけるのだろうか。もう一度隣を歩けるだろうか。

時間は淡々と過ぎて行く。記憶は淡々と薄れて行く。気持ちはまるで秋の葉のように燃え上がり、冬が来て枯れ果てて行く。

そして新しくどこかの誰かへの気持ちを芽生えさせ花を咲かせる。


どこかでまた記憶が蘇る。そんな繰り返しだ。

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