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認知症とスピリチュアル④


「実は今週末にお部屋に空きが出そうなのですが、いかがでしょうか。」

夕飯の洗い物をしていると携帯の着信があった。待機をしている施設からの電話だった。

リハビリと医療体制が整いながらも、アットホームな居心地の良さを感じる施設の待機者は、おおよそ30人。
1ヶ月半前に施設見学をさせて頂いて、待機申し込みをしていた。


父の退院6月22日までに順番が回ってくるかどうかは、もはや諦めかけていた。

諦める・・・というのは、手放すという事だと私は思う。
状況にしがみつかない。
必ず良い方向へ行くと信じ切ること。

正直、ここへきて、父にとっては何がベストなのか、わからなくなっていた。

食事が美味しくて、環境の良い施設でゆっくり過ごせるのでも良いかな。
そう思ってもいた。

このくらいの手放し具合で、30人という待機人数を飛び越えて順番が来たのだ。
まさに、これがベストという事だろう。

これも、入院が1ヶ月延びていなければ、そもそも叶わなかったのだ。
タイミングはいつも完璧だ。ありがとう。すごい。感謝しかない。

何かが動き出す時は、行動の後の手放しが鍵だと私は思う。

狙い通りにならないことを受け入れる。

すると、思いつかなかったようなタイミングと方法で豊かさはやってくる。

握りしめている手を、そっと緩めた時、
キセキはやってきやすくなる。

そして、思い切り喜ぶ、感謝する!


最後までお読み頂き、ありがとうございました、
無限の愛をこめて♡


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