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ママっ子

夜、僕が眠る時間に、彼女が出かけており、まだ家にいないときなどは、いつもと違うことをkittyは敏感に感じ取り、家中をくまなく探し回ったり、外を懸命に覗いたり、落ち着きなく過ごすときもございます。

そこに、みゃーおみゃーおのサイレンが加われば、僕としましては、眠れないから落ち着いてくれないだろうか、そう思わずにはいられないのですが、そのサイレンが加わるときというのは、大抵の場合、トイレの前のサイレンであって、彼女が見つからないことによるサイレンではないということが、最近、分かりました。
ですので、トイレが終われば、サイレンは終了し、とっとっとっとしずかに歩き回って、彼女を探すことだけに努め始めます。

僕の眠ろうとしているベッドの上に飛び乗ってきたとき、kittyの様子を伺いながら、これはもう走り回らないだろうな、そう直感したときには、kittyを抱き上げて、布団の下にそっと入れてあげます。

すると、少しばかりの逡巡の後、ここだという場所を見つけて、どすっと身体を横たえます。
そうなってしまえば、僕が眠りに落ちるより早く、kittyが眠りに落ちて、比較的早く動く心臓あたりに手を置いて、鼓動を感じながら僕も眠りに落ちていきます。

そうして、僕たちは眠りに落ちるのですが、どこかのタイミングで、彼女が帰ってきますと、kittyはばさっと起き上がり、もそもそと布団から出て行き、彼女を玄関で迎え入れているようでございます。
僕は、断片的に覚えているときもあれば、全く覚えていないときもあるので、定かではございませんが、覚えている限り、そのような具合でございます。

特に、そのような夜を過ごした翌日というものは、kittyが彼女に付きっきりになりますので、baby boyはただbabyのように、長い間抱っこされております。

ママが大好きなkittyでございます。

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