良し悪し
彼女は最近、
京都よりも大阪のほうが好きなようです。
以前はどちらも同じくらい好きだったようですが。
理由はさまざまあるようですが、
大きな理由の一つが、
大阪だと、店員さんもみんな日本語で話しかけてくれるから、
だそうです。
京都だと観光客に慣れているせいか、
英語でしか話しかけられないからrudeだ
そう言います。
英語を話さない国から来ているとしたらどう?
失礼ですよね。
確かに国際言語として英語がありますが、
日本に旅行に来ているのだから、
まず第一声は日本語で良いんじゃない
という彼女の意見には同意します。
お互いに通じるであろう簡単な英語を使って初めからやりとりするのは、
時間短縮にもなって良いのかもしれませんが、
その土地を生で感じる旅行体験としては、
魅力が損なわれる可能性もあるのかなと感じます。
観光地化されるということはそういうことも含んでいるかもしれませんが。
まあそういうのを嫌って、
意外な場所に足を運んでその土地を感じようとする旅行客はたくさんいるわけで、
また、そういった議論はたくさんなされているわけで、
僕個人としましては、
メジャーな英語も、マイナーな日本語も、
どちらもきれいに話せるように努力しよう、
そう思うくらいでございます。
積極性の欠片もない。
日本語のようなマイナーな言語を、
外国で耳にしますと、
強く握手を求めてしまうほどに、
心躍る体験になり得ますが、
彼女のように、
英語圏で生まれ育った方々は、
海外に行ってもそういった体験はできないので、
少し羨ましく感じるそうです。
イギリス、アイルランド等々、
同じ言語を母国語とする国があるというほうが、
羨ましく感じたりもしますが、
そういう国がたくさんあるから第二言語の習得に怠惰でいられちゃうのよ
そう彼女は分析しておりました。
良し悪し、ということでしょうね。
言葉を介さず、
ストレスなくコミュニケーションを取れているkittyの存在の偉大さを再確認したような気がします。
もし言葉をしゃべることができたとしたら、
まあそれも、良し悪しなのでしょうね。
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